研究課題
若手研究
本研究の目的は看護師・助産師・保健師のための認知行動モデルに基づいたコミュニケーション教育プログラムを開発し、その有効性を検証することである。看護師・助産師・保健師は患者や妊産婦、その家族と生死に関わる危機的で重要な時間を共に過ごす。「共感」「傾聴」が看護師として当然の姿勢と教育されるが、具体的な方法を訓練される機会は限定的であり、看護師個々の素質や性格に委ねられている。一方、コミュニケーショントレーニングが看護の質の発展やメンタルヘルスの向上に役立つことが米国等で示されている。これらの知見から、認知行動モデルに基づいたコミュニケーション教育プログラムを開発しその有効性を検証する.
本研究の目的は看護職のための認知行動モデルを活用したコミュニケーション教育プログラムを開発し、その有効性を検証することである。「共感」「傾聴」が看護師として当然の姿勢と教育されるが、系統的に訓練される機会は限定的であり、看護師個々の素質や性格に委ねられている。コミュニケーショントレーニングが看護の質の発展やメンタルヘルスの向上に役立つことが米国等で示されているという知見から、認知行動モデルを活用したコミュニケーション教育プログラムを開発しその有効性を検証した。認知行動療法に熟練した臨床家である精神科医、心理士により開発された教育プログラムを看護職等38名に対し1日研修を実施した。
近年の研究においてコミュニケーションスキル訓練の効果が期待されている中で、申請者は教育プログラムの開発及び有効性を検証した。コミュニケーションスキルの向上だけでなく看護職のストレス軽減につながるという先行研究があることからも、本研究において看護職のための認知行動モデルを活用したコミュニケーション教育プログラムを開発した意義は大きい。今後、有効性の検証及び普及させることは日本の看護の質の発展と看護職の精神健康の向上に寄与することが期待される。
すべて 2023 2022 2021 2020 2019 その他
すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
保健の科学
巻: 62(2) ページ: 115-119
臨床精神医学
巻: 51(3) ページ: 233-238
認知療法研究
巻: 13-2 ページ: 132-133
認知行動療法研究
巻: 13-2
https://www.ncnp.go.jp/cbt/knowell/