研究課題/領域番号 |
19K19532
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
石川 倫子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80539172)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 診療看護師 / 症状マネジメント / 在宅療養移行支援 / 特定行為 |
研究開始時の研究の概要 |
診療看護師(NP)とは患者の病態と生活を包括的にアセスメントし患者に必要な治療を選択し特定行為ができる看護師である。在宅療養移行支援は、患者の病態の複雑化や在院日数の短縮から医療ニーズの高い患者への支援が増え、看護師の症状マネジメント力が不可欠である。そこで、本研究では①診療看護師(NP)の在宅療養移行支援の実態と②在宅療養移行支援における看護師の症状マネジメントの実態を明らかにした上で、③診療看護師(NP)による症状マネジメントを強化する在宅療養移行支援システムを開発し、その有用性を検討する。
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研究成果の概要 |
診療看護師(NP)による症状マネジメントを強化する在宅療養移行支援システムを開発することを目的に研究を実施し、以下の成果を得た。まず、面接調査により、在宅療養移行支援における診療看護師(NP)の役割として、看護師の症状マネジメントを強化していたことが示された。次に、修正版デルファイ法にて診療看護師(NP)の在宅療養移行支援に関する質指標を開発した上で、診療看護師(NP)による症状マネジメントを強化する在宅療養移行支援システムを構築し、有識者と検討しその妥当性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
診療看護師(NP)による症状マネジメントを強化する在宅療養移行支援システムの構築は、早期に在宅療養移行支援に着手し在宅療養を維持するための支援が提供できる。また、患者や家族が在宅療養に慣れるまで診療看護師(NP)が在宅へ出向くこと、訪問看護師と連携し症状マネジメントを行うことで、療養生活が早期に安定し、病気とともに生きる患者・家族のQOL向上に寄与する。開発した診療看護師(NP)が行う在宅療養移行支援に関する質指標を構成する項目は、診療看護師(NP)の在宅療養移行支援における役割認識の実態を把握することや支援の指針として活用できる。
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