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新人看護師死生観サポートプログラムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K19535
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関香川大学 (2021-2022)
奈良県立医科大学 (2019-2020)

研究代表者

櫻井 優祐  香川大学, 医学部, 協力研究員 (10802837)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード看護師 / 終末期ケア / 困難感 / 学習ニーズ / 死生観 / 病棟 / 急性期 / 卒後教育 / ターミナルケア
研究開始時の研究の概要

急性期病棟で勤務している先輩看護師がどのような考えや判断でケアを行っているのか、また、新人、中堅看護師が困っていることや不安なことについて調査することで、急性期病棟看護師の高齢者ターミナルケア時における看護実践能力の概要を明らかにし、看護師の死生観をサポートするプログラム開発しようと考えた。
上記プログラムが完成すれば、看護師の離職やバーンアウトなどの看護師の退職を減らすことにつながることが期待される。他にも、卒後教育などから看護師のモチベーションの向上や、精神面でのサポートにより看護師の働きやすい職場環境を作ることにつながる。

研究成果の概要

本研究は、新型コロナウイルス感染症パンデミック下における急性期病棟看護師の終末期ケア時の困難感と学習ニーズを明らかにすることを目的とした。臨床経験による分析のため、新人看護師と熟練看護師の両方に半構造化面接を実施した。新人看護師には、患者や家族とのコミュニケーションや緩和ケアの実践スキルに関する教育ニーズがあった。対照的に、熟練看護師には緩和ケアに関する知識とエンゼルメイクについて学ぶニーズがあった。感染症流行中は、臨床経験の年数に関係なく、患者からDNAR(蘇生を試みない)の同意を得るタイミングや患者への説明など、医師や他の医療専門家との連携やコミュニケーションが不可欠であることが判明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性期病棟の看護師が困っていることや知りたいことについて研究することで、実際に臨床現場で働く急性期病棟の看護師の困難感や、学習ニーズを明らかにすることができる。また、急性期病棟の看護師に焦点を当てた研究は少なく、基礎的研究としても意義があると考えられる。さらに、コロナ禍にインタビューを行い、集めたデータであることから、コロナ禍での急性期病棟の看護師がどのようなことに困っていたのかを示す貴重なデータでもある。今後、新たな感染症の流行時に、どのように対応していくか調査や研究していく必要があると考える。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Perceived Difficulties and Learning Needs Among Acute Care Ward Nurses Providing End-of-Life Care During the COVID-19 Pandemic: Comparison by Years of Clinical Experience2023

    • 著者名/発表者名
      Yusuke Sakurai
    • 雑誌名

      Yonago Acta Medica

      巻: ー

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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