研究課題/領域番号 |
19K19540
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
佐藤 聖一 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (10610793)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ケアリング / ケアリング教育 / 看護基礎教育 / 基礎看護学教育 / 教育方法 / 教育理論 / 道徳教育 / 看護教育方法 / ファシリテーション / Narrative Based Medicine |
研究開始時の研究の概要 |
ケアリングは看護の本質とも呼ばれ、基礎看護教育においても重要とされている。しかし、ケアリングは学生の看護観や倫理観に左右される情動的な内容を含み、その教育方法については、これまで、臨地実習中心とされ、講義におけるケアリングの教育方法は研究されてこなかった。 そのため、本研究では、道徳教育など講義による情動教育が先行している教育学の教育方法に着目し、看護基礎教育におけるケアリングの教育への援用可能性について検討することで、講義や演習によるケアリングの教育について具体的な授業案や教育方法を構築することを目的とする。
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研究成果の概要 |
ケアリングは看護の本質とも呼ばれ、基礎看護教育においても重要とされている。しかし、ケアリングは学生の看護観や倫理観に左右される情動的な内容を含み、その教育方法については、これまで、臨地実習中心とされ、講義におけるケアリングの教育方法は研究されてこなかった。 本研究では、情動教育が先行している教育学の教育方法に着目し、看護基礎教育におけるケアリングの教育への援用可能性について検討し、道徳教育とNarrative Based Medicineを援用することにより講義や演習によるケアリングの教育についての具体的な授業案を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでケアリングを学ぶのは実習とされてきた。実習は実際の対象者と学生が関わる中で、ケアしケアされる関係性を構築できることでケアリングの学びが達成されるためである。しかし、近年の入院期間の短縮化や学生の状況など学びに影響する要因が多い実習では、学生が必ずしもケアリングを学ぶことができるのか担保できない現状にある。 そこで、本研究では、授業者の環境・状況要因を調整でき、全ての学生が学びの機会が保てる学内で行われる講義、演習で活用できるNarrative Based Medicineを基盤としたケアリング教育の方法を構築できたことは、基礎看護学教育、臨床看護においても重要な意義をもつと考える。
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