研究課題/領域番号 |
19K19548
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
堀田 昇吾 東京医療保健大学, 看護学部, 講師 (70795707)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 放射線看護 / 教育 / アクティブラーニング / 放射線看護教育 / 卒後教育 / 演習 / 新人研修 / 看護教育 / アクティブ・ラーニング |
研究開始時の研究の概要 |
卒後教育におけるアクティブ・ラーニング手法を活用した放射線看護教育プログラムを開発し、評価することを目的に ①看護学教育において必要とされる放射線に関する教育の中で、看護基礎教育と卒後教育それぞれに適した内容を教育関係者および医療関係者を対象としたインタビュー調査・質問紙調査によって明らかにする。②①の調査結果をもとに臨床現場で使われている診療機器等を取り入れたアクティブ・ラーニング手法を用いた教育プログラムを作成する。③作成した教育プログラムを実施・評価し教育効果を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究は、卒後教育におけるアクティブ・ラーニング手法を活用した放射線看護教育に関する研修プログラムを開発し、評価することを目的としている。本研究では、これまでに看護師を対象としたインタビュー調査を実施し、新人看護師に焦点を当てた放射線看護教育の重要性が見出された。インタビューでは、講義内容として、放射線の健康影響など基本的な部分に加え、 臨床で実施されている放射線診療(単純撮影やCTなど)におけるおおよその線量や、その値と自然放射線の線量との比較などの情報が重要との意見があった。また、様々な機器を通して放射線を測定することによって、講義での学びが深められたと意見があった。2022年度は、診療放射線技師へのインタビューを通して、新人看護師に必要な放射線看護教育の内容を検討し、研修プログラムの内容へ反映させていく予定であったが、新型コロナウイルス感染症等に伴ってインタビュー対象施設との調整が難航し、実施できなかった。さらに、実際に臨床現場の意見を踏まえて研修プログラムを検討することができなかった。2023年度は、インタビューデータの収集及び分析を実施し、研修プログラム案を作成する。研修プログラムの作成にあたっては、研修参加者が能動的に学ぶことができるようにICTデバイスや従来の線量測定などを取り入れていく予定である。作成した研修プログラム案については、放射線看護の専門家や医療現場で放射線診療に従事している看護師、診療放射線技師等に意見をもらい反映させていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
計画では、新人看護師に必要な放射線看護教育の内容について診療放射線技師へインタビューを実施し、そのデータをもとに検討する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症等に伴って、医療施設であるインタビュー対象施設との調整が難航し、インタビューを実施できなかった。また、インタビューが実施できなかったことから、具体的な研修内容の検討が進められず、実データに基づく研修プログラムの検討ができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、診療放射線技師へのインタビューを継続するとともに、状況に応じて放射線看護の専門家や医療現場で放射線診療に従事している看護師へ調査対象を広げて研修に必要な教育内容を検討する。そして、作成した研修プログラム案について実際に研修に関わるであろう診療放射線技師や放射線診療に従事している看護師(がん放射線療法看護認定看護師や放射線看護専門看護師等)へ研修プログラムに対する意見をもらい、臨床現場で利活用しやすいプログラムへブラッシュアップさせたいと考える。
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