研究課題/領域番号 |
19K19557
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター (2020-2023) 東京大学 (2019) |
研究代表者 |
大野 真実 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国府台病院, 研究員 (70635896)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 児童思春期精神看護 / 退院支援 / 成人移行期支援 / 多職種連携 / 児童・思春期精神看護 / 成人移行支援 / 児童・思春期精神科 |
研究開始時の研究の概要 |
児童思春期精神科病棟の需要が増す一方で、入院の長期化や患者の成人精神科移行の問題が議論されている。入院生活に密接に関わる看護師は、患者の退院調整や成人精神科移行支援に重要な役割を担う。しかし、退院を含め、成人精神科移行に向けた看護師の有効な支援内容は不明である。そこで本研究では、児童思春期精神科患者における退院支援および成人精神科移行の看護支援プログラム構築に向けた基礎資料を得ることを目的に、国内外のフィールドワークの実施と面接・質問紙調査を実施する。
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研究実績の概要 |
2019年度は、国内の児童思春期精神科におけるフィールドワークおよび、児童思春期精神科病棟勤務経験のある看護師を対象とした退院支援および成人移行期支援についてのヒアリングを実施した。また、長期入院を要した不安の強い患児に対する看護実践について学会で発表した。 2020年度~2022年度は、国内の児童思春期精神科における看護実習指導内容についてのヒアリングを実施すると共に実施内容について文献検討を実施することで、質問紙調査の作成を進めた。また、義務教育卒業を控えた入院患児・家族を含めた退院支援について実践するとともに、多職種による話し合い場面のフィールドワークに参加し知見を得た。しかいCOVID-19による感染症蔓延予防のため、海外含めた複数施設の自動思春期精神看護の取り組みについては実践できなかった。 2023年度は国内の児童思春期精神科1施設における患者の退院支援について多職種カンファレンスを開催した。退院支援シートの作成を目指し患者の入院の長期化における各職種の認識の違いや患者家族における看護師の支援について検討した。 また、長期入院を要した事例における退院までの多職種連携について国際誌に投稿中の他、看護師が行ったケアについて、「ケアの意味を見つめる事例研究」の方法を用いてまとめている。更に児童思春期精神科に入院している患児の成長について着目した尺度について許可を取り、日本語版開発を進めている。
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