研究課題/領域番号 |
19K19582
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
谷口 千枝 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (60738251)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 禁煙支援 / 看護師 / 禁煙支援ツール / 自己効力感 / 研修会 / 禁煙指導 / 行動変容 / 実践セミナー / 看護職 / webサイト |
研究開始時の研究の概要 |
看護職の行う禁煙支援は短時間であっても効果があると言われている。しかし、日本の看護職は禁煙支援への認識が低く、実施率が低いことが示されている。本研究では、 ① 看護職に対する横断調査により、看護職の禁煙支援の現状とその阻害要因を明らかにすること ② ①の結果を踏まえて、看護職が手軽に利用できるインターネットサイトで禁煙支援サポートツールを開発すること ③ 開発した禁煙支援サポートツールの効果を明らかにすること の3点を目的とする。これにより、看護職の禁煙支援の実施率の向上に資する。
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研究成果の概要 |
本研究では,看護師に対する禁煙支援研修会の実施前後でアンケート調査を行い,その結果から看護師の禁煙支援に必要なツールの開発を行った。看護師らは研修3カ月後であっても,対象者の禁煙の準備性をアセスメントし,禁煙を支援し,必要時禁煙外来の紹介を行っていた。自信を高めることが看護師の禁煙支援の実施に大きく関わっていた。そのため,看護師の利用できるホームページを作成し、上記セミナーで教育した内容を掲示し,自信の強化を目指した。加えて看護師に対し模擬患者を使った教育プログラムを開発した。今回のプログラムは看護師が患者に禁煙支援を提供する頻度を増加させることに役立ったと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
喫煙は世界最大の非感染性疾患(NCDs)の原因であり,禁煙することは様々な疾患を予防するだけでなく患者のQOLの向上にも寄与する。看護師の行う禁煙支援はこれまでに米国で報告されたメタアナリシスにおいても効果があることが明らかとなっている。しかし,我々の以前の研究では,看護師らは禁煙支援に対し自信を持てないことが多かった。本研究では,看護師らの禁煙支援への自信が高まれば,禁煙支援の実施率が上がることが明らかになった。また自信を向上させるための禁煙支援ツールの開発を行った。このことにより,今後,看護師らが自信を持って禁煙支援するためのサポートの一助となると考えられる。
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