研究課題/領域番号 |
19K19586
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 鳥取大学 (2022-2023) 大阪医科薬科大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
山崎 歩 鳥取大学, 医学部, 教授 (20457352)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 1型糖尿病 / 小児 / 思春期・青年期 / セルフマネジメント / 外来支援 / 看護師教育 / 家族看護 / 支援プログラム開発 / 小児期発症 / 思春期 / 第二次性徴 / 家族支援 / 支援プログラム / 性差 / 外来支援方法 / 支援方法 / セルフモニタリング / 性差別プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は3年間で行われる。 1年目は、思春期・青年期患者を対象とした自己管理教育プログラムやセルフモニタリング能力を高める論文、性差別支援プログラムを国内外の文献から明らかにする。次に、支援に携わった経験のある外来看護師を対象にフォーカスグループインタビューを実施し、性差別での支援の困難と実際の支援について明らかにする。 2年目は家族を対象として個別インタビューを実施し、家族が行う療養管理支援の実際と身体感覚のずれからくる支援の困難について明確化する。 3年目には、それまでの結果を基に、性差別プログラム内容を検討と外来看護師がプログラムを活用できる看護実践ガイド試案も併せて作成する。
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研究成果の概要 |
小児期に1型糖尿病を発症後、思春期・青年期に達した患者の二次性徴に伴う身体感覚のずれと身体感覚の捉え直しに焦点をあてた、性差を踏まえたセルフモニタリング促進支援プログラムの開発と洗練化を目的とした。 研究は、国内外の思春期・青年期の患者に対する支援プログラムの文献検討とともに2016年~2018年に取り組んだ女性を対象としたインタビューの結果との性差での比較を行うために、青年期の1型糖尿病をもつ男性の自己管理の体験としてデータを収集・分析した。また、糖尿病看護認定看護師および小児科病棟・外来の看護師にもプレインタビューを実施し、思春期・青年期の患者への支援についてデータ収集と分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
二次性徴の開始となる思春期から青年期の身体的変化の大きい時期に、それまでの自己管理の経験とは異なる異常血糖時の症状や身体感覚のずれを調整し、身体感覚の捉え直しを行うことで新たな自己管理能力が獲得できるものと推測される。自己管理能力を獲得することで、病気をもつ自己というアイデンティティやジェンダーアイデンティティの確立にも有用と考える。そこで身体的・心理的変化の大きい、この時期に成人期を見据えた効果的な支援プログラムの開発が急務であると考える。
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