研究課題/領域番号 |
19K19598
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
上原 文恵 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (00771065)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖尿病足病変 / ハイリスク患者 / セルフケア / 既製靴 / 糖尿病大血管症 / 靴 / 自己管理 / 靴・靴下への認識 |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病はインスリン作用不足による慢性高血糖を主徴とし、様々な合併症を引き起こす。糖尿病足病変は、多くの糖尿病合併症と関連しており、患者の生活・セルフケア状況の様々な要因が複合して発症する。糖尿病足病変の足潰瘍は最終的に切断に至る確率が高いのみならず、再発・再切断率も高く、歩行機能が失われた患者のQOLは著しく低下するため、早急に対応しなければならない。 本研究は、糖尿病足病変ハイリスク患者を対象に日常的な自己管理の実態と靴・靴下への認識を明らかにし、自己管理が困難な理由および医療者に求めることを見出し、個別性を配慮した患者教育へとつなげることを目的としている。
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研究実績の概要 |
本研究は、糖尿病足病変ハイリスク患者を対象に「セルフケア行動の実態」「セルフケア行動の関連要因」「大血管症の発生の有無と関連要因」「足病変予防を意識した既製靴への認識」を明らかにすることが目的である。糖尿病足病変ハイリスク患者が、足に傷を作ってしまうと、潰瘍化しやすく、足を切断する事態に陥ってしまう場合がある。歩行機能を失われた患者のQOLは著しく低下する。このような事態を招かないためにも、セルフケア行動の実態や関連要因、靴選択基準を明らかにすることは、患者教育を確立する上で意義のあることである。本研究の成果が、糖尿病足病変の予防や重症化を防ぐための患者教育を考える基礎資料となることを期待している。 令和4年度は、患者調査の継続しながら、集まったデータを分析し、論文作成を進めた。患者調査については、診療科の医師、フットケアチーム看護師と情報共有を行いながら、診療・フットケア外来の待ち時間を利用し、調査を実施した。論文作成については、対象者の「足病変予防を意識した既製靴への認識」のデータが集まったため、分析を進め、論文を作成した。論文作成過程では、共同研究者である糖尿病看護認定看護師の意見を伺いながら、臨床に活かせる内容の記述ができているか確認した。さらに、研究者が所属する機関の共同研究者にも意見を伺いながら、学術的な記述ができているか確認した。完成した論文は、令和4年度3月に投稿することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和元年度に妊娠・出産をし、令和2年度12月末まで産前産後の休暇及び育児休業を取得していた。研究中断期間があり、研究進行が遅れた。研究中断期間に研究計画を見直し、研究再開後に補助事業期間を令和5年度まで延長した。令和3年度から調査を開始したが、コロナウイルス感染症の拡大を受け、思うように調査が進まない時期もあった。
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今後の研究の推進方策 |
現在も調査継続中である。第1回目の調査は終了し、第2回目の調査に取り組んでいる。第2回目の調査に取り組みながら、第1回目データの分析を進め、論文作成に取り組みたい。調査終了まで、もうしばらく時間がかかる。
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