研究課題/領域番号 |
19K19604
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 福岡県立大学 (2021-2022) 静岡県立大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
村方 多鶴子 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (70264314)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 精神科訪問看護 / 新任スタッフ / 育成プログラム / 管理者 / サポート / 精神看護 / 訪問看護 / 看護師育成 / プログラム開発 / 質的研究 |
研究開始時の研究の概要 |
退院促進による在宅の精神障害者の増加に伴い、訪問看護の需要が高まっている。高齢者を主な対象とする訪問看護領域では、既に新任育成プログラムが開発され、プログラムがあるSTの離職率は低い。しかしこのプログラムには訪問看護全般に関する内容の記載はあるものの、精神科に特有な内容は乏しい。よって、精神科STにおける育成プログラムが必要である。今回は管理者が求める実践能力・育成に効果的と認識するサポートを明らかにする。この研究にて管理者と新人スタッフの観点を統合しプログラムを開発することで、新任の育成・スタッフの定着につながると考える。
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研究成果の概要 |
本研究は、精神障害者を対象とした訪問看護を行う新任スタッフの育成プログラム開発を目的とした。第一段階では、訪問看護ステーションの管理者に対して半構造化面接を実施し、入職から2年目までの新任スタッフの変化と、管理者が行っている新任スタッフへのサポートについて明らかにした。その結果を基に、入職後から2年目までの5段階における各時期の育成プログラム案を作成した。第二段階では、第一段階と同じ研究協力者にプログラム案に対してインタビュー調査を行った。その結果、大まかな指針となるプログラムがあると、それを基に、それぞれのステーションの実情に合わせたプログラムに修正して使用できるという意見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
STの背景は様々であり、個々のSTが育成プログラムを開発するには時間と労力を要す。そこで本研究では、支援者にとって、新任スタッフの育成を行う上で基本となる「育成プログラム(案)」を開発することで、各STの実情に合わせてアレンジすることで、STの理念に沿った新任スタッフの育成に生かすことができると考える。ひいては、新任スタッフの職場定着につなげることができる。
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