研究課題/領域番号 |
19K19606
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 梅花女子大学 (2020-2023) 兵庫県立大学 (2019) |
研究代表者 |
福田 正道 梅花女子大学, 看護保健学部, 講師 (00781139)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 骨転移 / 行動変容 / 骨折予防 / 骨折予防行動 / 身体知覚 / 自己存在のゆらぎ / 状況認識 / 存在のゆらぎ / 疼痛 / セルフケア能力 / マネジメント支援 / 骨転移の骨折予防行動 / 身体知覚反応 / 状況認識、姿勢、特性 / 自己存在の無意味性 / 予防行動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は患者と医療者との相互的関わりを基に患者の症状や動作に関する身体知覚、認識、能力、特性などの患者側の側面を十分に捉え医療者側の専門的な視点やアプローチとを融合させたPatient Centered Modelを作成すること、そしてそのモデルを用い医療の中に患者の主体性を導入することで実効的な患者中心の骨折予防他職種連携プログラムを開発することを目的としている。
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研究成果の概要 |
骨転移を有するがん患者が骨折予防行動を行なっている体験を明らかにし、その結果を基に患者の主体性を重視した多職種連携の看護介入モデル(Patient Centered Model)の作成を行なった。日常的に骨転移診療に携わっている医師、看護師、理学療法士、作業療法士より意見を聴取し、臨床での運用に向けたモデルの洗練を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨折リスクのある骨転移患者の骨折予防に対する体験世界を医療者が理解することで、制限指示が逸脱してしまう患者の現象を明確に捉えることができる。一方向的に必要性の提示を行うだけでは限界がある教育指導において、患者の主体性を中心に据えることで、患者自身が現状をどのように理解しているか、目標をどのように見据えているか、どの程度の行動変容が現実的なラインになるのかなどの視点が加味されるため、自ら健康にむけた適切な行動を患者自身が取り組んでいけるための支援が期待できる。また、骨転移診療に携わる専門職が互いに情報を共有し、各専門職の強みを活かしつつ連携していくことにつながると考える。
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