研究課題/領域番号 |
19K19624
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 佛教大学 (2019, 2022-2023) 大阪市立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
趙 崇来 佛教大学, 保健医療技術学部, 講師 (70758292)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 心不全 / Advance care planning / 高齢者 / 緩和ケア / End of Life / End of life / ACP(アドバンス・ケア・プランニング) / 高齢心不全患者 / ビデオアシスタントツール / 意思決定支援 |
研究開始時の研究の概要 |
意思決定能力が低下する前に、患者や家族が望む今後の治療・療養について、医療従事者と対話する自発的なプロセスを重視したACPの実践は、高齢多死社会を迎える日本において喫緊の課題である。 本研究においては、高齢心不全患者に対しACPの導入を、ビデオアシスタントツールを用いて行うことで、医療者側・患者側双方の心理的負担を軽減し、その後のスムーズなACP実践へと移行の促進を図る。これにより患者・家族の考えや意向を反映した医療の実現とその実用性・効果を検証する。これにより、今後心不全患者に対するACPの普及と実践の方策の一つとして、患者中心の末期医療実現に寄与すると考える。
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研究実績の概要 |
今年度は、研究指導教員、米国の研究者(看護教員)、研究施設の医師、認定看護師と研究ミーティングを重ねた。その後、倫理審査の申請を行い、受理に至った。その過程でランダム割り付けの方法や、対象への倫理的配慮、適格基準の設定根拠とアウトカム設定の妥当性などについて、審査委員とやり取りする中で、より研究の内容が精錬された。 RCTを実施するにあたり、フィージビリティスタディの重要性を認識し、文献検討によりパイロットスタディとの相違点やアウトカム設定の違いなど理解し、研究計画書に反映した。 次年度は研究機関への協力依頼と実装する上での関連部署、スタッフへのプロトコルの説明、標準化を図る。その後、研究を実装する中で、研究遂行における施設のハード面やマンパワーなどの課題の明確化や、介入によるアウトカムのデータ収集、分析につなげ、研究成果を発表できるようにつなげる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍でフィル―ドとの調整がつかず、準備の遅れがでたことが一番の要因と考える。また、研究代表機関と研究施設の2機関での倫理審査の申請、受理に時間を要したこと、ランダム割り付けの方法を検討し、関連機関との調整に難渋したことなどが一因である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は最終年度であり、倫理審査も受理されたことから、フィージビリティスタディとして研究施設で実装し、施設のハード面やマンパワーなど研究の実施可能性の検討および介入の効果についてデータを収集し、分析を行う。
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