研究課題/領域番号 |
19K19640
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
幸本 敬子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 非常勤講師 (80778960)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 乳幼児精神保健 / 地域子育て支援 / ペアレント・メンター / 発達障害児 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では「乳幼児精神保健(Infant Mental Health)」の理念に基づいてペアレント・メンターおよび専門職メンターの養成を行い、チームとして協働する体制作りを行う。 およそ2年をかけて、ペアレント・メンターと専門職メンターを養成し、相補的で組織的な協働体制を構築する。それぞれのメンターは実際にペアレント・トレーニングを運営し、実践を基にした定期的なフィードバックおよびスーパーバイズを受け資質と能力の維持・向上を図る。 ペアレント・メンターを活用した子育て支援の効果を測定し、発達障害児を育てる親の育児支援に寄与できる支援であることを証明し、以降の支援体制規模の拡大につなげるものとする。
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研究実績の概要 |
本研究は乳幼児精神保健(Infant Mental Health)およびファミリーパートナーシップモデル(Family Partnership Model)の理念に基づいて、発達障害のある子どもをもつ親への育児支援研究である。ペアレント・メンターおよびペアレント・メンター・コーディネーターの養成を行い、ペアレント・メンターと専門職が組織的に協働する体制を試験的に実践し、その実行可能性および効果を検討することを目的とする。 2019年7月に所属施設(東京医科歯科大学)医学部倫理委員会の承認を得たのちに、ペアレント・メンター2名、ペアレント・メンター・コーディネーター1名をリクルートし、2019年8月に確定した。9月からは研究計画に従い、対象者に対して乳幼児精神保健に基づく養成プログラム(講義・演習)を開始し、2020年3月までに計9回の講義・演習を実施した。 2020年度は、対象者の実践スキルトレーニングとして、延べ30回のペアレント・トレーニングに出席し、実際に地域で発達障害の子どもを育てる母親たちと交流し、メンターおよびメンター・コーディネーターとしての役割を学んだ。 2021年度は、前年に引き続きペアレント・トレーニングに参加している。1クール10回のペアレント・トレーニングに参加したのちに、ペアレント・メンターおよびペアレント・メンター・コーディネーターとしての役割や自己効力感等を評価し、次回クールへの目標と課題を明確にしたうえで実践を重ねている。また、2021年度は、主体的に運営などにも関わった。 2022年度は前年同様にペアレント・トレーニング、ペアレント・メンターおよびペアレント・メンター・コーディネーターの評価を継続した。2023年度内に予定していたデータの収集を終了予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究期間の延長とともに、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の感染拡大に伴い、メンターおよびメンター・コーディネーターの実践の場となるペアレント・トレーニングの開催を感染の動向および 種々の感染予防対策を講じながら継続実施をできたことが進捗状況に影響している。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)への感染動向を注視しつつ、必要な感染予防対策を講じながらペアレント・メンターおよびメンター・コー ディネーターに対する実践演習を行う予定(2023年度内にデータ収集終了)である。
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