研究課題/領域番号 |
19K19657
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 駒沢女子大学 |
研究代表者 |
秋田 由美 駒沢女子大学, 看護学部, 准教授 (40551081)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 看護師 / アンテナ / 小児がん / 概念分析 / 小児がん看護 |
研究開始時の研究の概要 |
長期入院が必要な小児がん患者の心理的サポートには子どもの気持ちの理解は不可欠であるが,看護師は子どもの気持ちの理解に困難を感じている.本研究では,経験豊富な看護師が子どもの気持ちの理解のために活用する「アンテナ」「子どもが何か言いたそうな感覚」はどのようなもので,それらをどのように身に着けたのか,その感覚を身に着けるためには何が必要なのかを明らかにする.そのため,2019年度に看護実践における「アンテナ」の概念分析を行い,2020,21年度に小児がん患者が多く入院する病棟で6年以上勤務した経験を持つ看護師約20名を対象にインタビュー調査を実施する。2022年度には学会発表および論文投稿を行う.
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研究実績の概要 |
小児がん患者が多く入院する病棟での経験が豊富な看護師がもつ「アンテナ」「子どもが何か言いたそうな感覚」とはどのようなもので、それらをどのように身に着けたのか、またその感覚を身に着けるためには何が必要なのかを明らかにすることを目的に本研究を行っている。 今年度も昨年度に引き続き、22年度に行った「臨床看護実践における『アンテナ』の概念分析」を基に作成したインタビューガイドを用いて、小児がん患者が多く入院する病棟で6年以上勤務した経験のある看護師を対象にインタビュー調査を実施した。全国の小児がん拠点病院および小児がん患者が多く入院する小児がん連携病院に、研究対象となる看護師に研究参加に関する説明書類等を渡していただくように研究協力依頼をした。その結果、複数の病院から研究協力の承諾を得た。2023年度中にインタビュー調査を行うことができたのは3例であり、現在その分析を進めている。本来であれば、さらにインタビュー調査を行う予定であったが、十分な研究参加者を得られていない状況である。 上記の理由として、所属機関の業務量増加により、本研究のための時間を十分にとることができなかった。また、当初計画していた研究参加者募集方法では、十分な数の研究参加者を得ることができなかった。研究参加者募集方法を変更し、倫理審査を再受審した上で関連学会会場での研究参加者募集チラシの配布も行ったが、参加者の充足には至らなかった。今後も研究参加者を募る方法を検討し、研究参加者を集めてインタビュー調査、分析を行っていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
所属機関の業務量増加により、十分な研究時間を確保できず、進捗が遅れている。当初の研究計画では全国の小児がん拠点病院および小児がん患者が多く入院する小児がん連携病院に、研究対象となる看護師に研究参加に関する説明書類等を渡していただくように研究協力依頼をし、研究参加者の募集をしてきた。しかし、十分な研究参加者を得ることができなかったため、関連学会会場での参加者募集のチラシ配布等を行ったが、それでも十分な数の参加者が得られていない状況である。
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今後の研究の推進方策 |
全国の小児がん拠点病院および小児がん患者が多く入院する小児がん連携病院に、研究対象となる看護師に研究参加に関する説明書類等を渡していただくように研究協力依頼をし、研究参加者の募集をしてきた。また、関連学会会場での参加者募集のチラシ配布等を行った。しかし、十分な数の参加者が得られていない状況である。今後は、スノーボールサンプリングなどを検討し、再度倫理審査を受けたのちに、インタビュー調査を行う。現在インタビューが終了している4事例と合わせて、分析を行い、学会発表や論文作成を行っていく予定である。
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