研究課題/領域番号 |
19K19672
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
平井 美幸 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 准教授 (40713839)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 養護教諭 / 保護者支援 / 共感性 / 被援助志向性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「個別支援から援助チームの構築までを含めた養護教諭が行う保護者支援と共感性・被援助志向性の因果モデル検証」と「養護教諭の共感性・被援助志向性に介入する保護者支援プログラムの開発と評価」という2つの方向性から、年次ごと3段階で実施する。
|
研究成果の概要 |
本研究は、個別支援から援助チームの構築までを含めた養護教諭が行う保護者支援と共感性・被援助志向性の因果モデル検証(調査1)、養護教諭の共感性と被援助志向性に介入する保護者支援プログラムの開発と評価(調査2)、という2つの方向性から追究した。 調査1は、現職養護教諭を対象とする質問紙調査により保護者支援尺度を開発すべく探索的因子分析、信頼性・基準関連妥当性の検証、共分散構造分析による因果モデルを明らかにした。 調査2は、調査1で明らかになった因果モデルに基づき「養護教諭の保護者支援プログラム」を開発し、現職養護教諭を対象とするオンラインセミナーの開催によって介入を行い、評価した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、①これまでに見当たらなかった養護教諭の保護者支援に関する演繹的な知見として信頼性・妥当性を有する尺度が開発されたこと、②養護教諭の認知面とりわけ共感性および被援助志向性に介入することが養護教諭の保護者支援を促進するモデル化に至ったこと、③保護者支援プログラムを開発しそのリーフレットを考案したこと、である。広く養護教諭の保護者支援という実践を測定可能とし、その行動としての実践を左右する認知的側面の影響を明らかにしたことは、学術的意義を有し、養護教諭の現職教員教育や養成教育において重要な示唆となる。
|