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幼少期ストレスの与える産前・産後オキシトシン濃度変化と養育行動への影響解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K19673
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

増本 年男  鳥取大学, 医学部, 助教 (40715083)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードオキシトシン / 逆境的児童期体験 / JECS / 子育て / Mother-infant bonding / oxytocin / Mother-Infant Bonding / Mother-Infant bonding
研究開始時の研究の概要

現在、虐待相談件数は増加の一途をたどっている。被虐待児が親世代になるとその子どもに対して虐待を行う傾向があると言われているため、虐待のメカニズムを理解し、予防することは重要な課題である。申請者はこれまで環境省エコチル調査にて、母子関係形成の疫学研究を行い、オキシトシンが養育行動に関わることを見出した。そのため、オキシトシンが養育行動や虐待行動に関わることが示唆される。そこで、本研究では虐待の連鎖のメカニズムを明らかにするために、オキシトシンに着目し、母親の幼少期ストレスが妊娠期の血中オキシトシン濃度にどのように影響を与え、母子関係形成や養育行動にどう影響するのかを明らかにする

研究成果の概要

被虐待児が親世代になるとその子どもに対して虐待を行う傾向があると言われているため、虐待のメカニズムを理解し、予防することは重要な課題である。そこで、本研究では虐待の連鎖のメカニズムを明らかにするために、オキシトシンに着目し、母親の幼少期ストレスが妊娠期の血中オキシトシン濃度にどのように影響を与え、母子関係形成や養育行動にどう影響するのかを明らかにする。その結果、母親の幼少期の逆境的体験とオキシトシン濃度の間で相関は見られなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、幼少期ストレスが妊娠期の血中オキシトシン濃度にどのように影響を与え、母子関係形成や養育行動にどう影響するのかを明らかにすることを目的とした。その結果、幼少期ストレスがオキシトシンに影響を与えないこと、幼少期ストレスと養育行動に関連は見られなかった。このことは、本研究では虐待の連鎖が見られなかったことを意味するかもしれない。これらの結果より、虐待行為は連鎖があると言われるものの、虐待行為の予防のためには母親の過去の経験よりも他のリスクファクターを調べることが重要であると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Plasma Oxytocin Concentrations During and After Gestation in Japanese Pregnant Women Affected by Anxiety Disorder and Endometriosis2020

    • 著者名/発表者名
      Masumoto Toshio、Onishi Kazunari、Harada Tasuku、Amano Hiroki、Otani Shinji、Kurozawa Youichi
    • 雑誌名

      Yonago Acta Medica

      巻: 63 号: 4 ページ: 301-307

    • DOI

      10.33160/yam.2020.11.012

    • NAID

      130007942223

    • ISSN
      0513-5710, 1346-8049
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 血中オキシトシンが妊婦の養育行動に与える影響2020

    • 著者名/発表者名
      増本年男、大西一成、天野宏紀、大谷眞二、黒沢洋一
    • 学会等名
      第90回日本衛生学会学術総会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 妊娠期のオキシトシンが養育行動および子の発達に与える影響2019

    • 著者名/発表者名
      増本年男、大西一成、天野宏紀、大谷眞二、黒沢洋一
    • 学会等名
      第62回鳥取県公衆衛生学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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