研究課題/領域番号 |
19K19674
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
大島 麻美 鳥取大学, 医学部, 助教 (90758161)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | セクシュアリティ / 性教育 / 障がい者 / 障がい児 / ライフステージ / 特別支援教育 |
研究開始時の研究の概要 |
障がいの多様性・個別性に応じた具体的なセクシュアリティ教育の体系的なプログラムの開発に繋げるために基礎的調査を行う。 障がい児・者の各ライフステージにおける教育実践者、学校以外の医療・保健・福祉等の支援者、障がい児・者の保護者、障がいを持つ当事者にインタビュー調査を行う。調査結果をもとに、障がいの種類、程度、精神発達の違い、障がい特性ごとにセクシュアリティ教育の実際の取り組みと必要と考える内容、教育実践上の課題を整理する。さらに、調査結果をもとに、教育実践上の課題の原因や解決の糸口を発見し明確化するとともに、課題解決策を提案する。
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研究実績の概要 |
令和5(2023)年度はインタビュー調査実施に向けて、再度国内の障がい児・者のセクシュアリティ教育に関する文献の文献検討を行い、その結果をもとにインタビュー内容を再構成した。令和5年度中にインタビュー調査実施予定であったが対象者選定に時間を要し、データ収集まで至らなかった。研究目的の一部達成のため、文献検討の結果を報告する。文献検討では、障がい児・者に関わる教員、養護教諭、支援者、保護者の多くがセクシュアリティ教育の必要性を感じていた。教員・養護教諭のほとんどは、性被害・加害予防のため、性的な発達がみられたため、男女の相互理解のためなどの理由で必要性を感じていたが、実際は必要と感じている内容の半数程度の実施にとどまっていた。実施上の課題として、障がいの種類や発達段階の多様性、指導内容・方法が具体的に示されていないこと、教え方がわからない、資料や教材の不足などの課題が多く挙げられ、障がいの種類や発達段階に応じた具体的な指導内容や方法の提示が必要なことが明らかとなった。また、保護者はセクシュアリティ教育を必要と考えているものの、性的発達には嬉しさとともに戸惑いや不安など様々な思いや葛藤を感じていた。障がい児・者に関わる人の多くが、性器いじりや周囲の人(家族、教員、友人など)への身体接触を問題行動と認識しており、解決策を望んでいることが明らかとなった。これらのことから、障がい児・者のセクシュアリティ教育において必要と考えられる教育内容が実施されるためには、実施上の課題を解決できるような方策の提案が必要であることが示唆された。
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