研究課題/領域番号 |
19K19683
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
杉浦 和子 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (30584990)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 就労女性 / 月経 / QOL / セルフケア / 産婦人科受診行動 / プログラム / 女性ホルモン剤(ピル) / 月経時の対処方法 / 産婦人科受診の認識 / AIプログラム / 女性ホルモン剤 / 婦人科疾患 / 婦人科治療 / 認識 / 女性の健康支援 / 月経困難症 / 受診行動 / AIプログラム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、平均初婚年齢が男女ともに上昇し、かつ、第1子出生の母親年齢も上がったことにより晩産化が進行している。すなわち月経回数が増え、月経困難症のうちの月経のたびに悪化する子宮内膜症、子宮筋腫の罹患率が上昇し、我が国の不妊症人口の増加に影響している。 アンケート調査により実態把握、現状分析による課題を見出す。次に、女性が自ら主体的、かつ、身近で管理・活用できるAIプログラムを開発のためのプログラム作成を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究は、女性の月経とQOLの関連、仕事への影響を明らかにし、月経によりよく向き合えるための健康支援プログラムを考案、開発するための基礎的な研究である。就労女性を対象に月経とQOL、月経時の鎮痛剤使用との関連、月経時の鎮痛剤使用とピルの知識との関連、ピル使用願望との関連について調査した。その結果、年代別において、月経時の鎮痛剤使用とピル使用願望に有意差を認めた。この結果をもとに健康支援AIプログラムプロトコルを作成できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
就労女性は、仕事との両立のために月経時の痛みに対し、一時しのぎで痛み止めのみで様子を見てしまう傾向が強い。その結果、女性が治療にたどり着くまでには様々なハードルがあり、自分自身の健康を省みる時間がなく長い年月が過ぎてしまいやすい。本研究により、個人レベルで月経に対し健康のバロメータとしてよりよく向き合える一助となる。また健康意識の向上、産婦人科受診のタイミングを逸さず将来的な婦人科疾患のリスク・重症化や不妊症の可能性の減少への一助となり得る。さらには医療のみならず女性労働力の維持、将来的な不妊症リスクの減少、健康の維持増進により社会経済効果をあげることができる。
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