研究課題/領域番号 |
19K19690
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 拓殖大学 |
研究代表者 |
崔 ホンソク 拓殖大学, 工学部, 准教授 (20823412)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | プレパレーション / ストレスコーピング / VR / バーチャルリアリティ / 患児 / 全天球動画 / ヴァーチャルリアリティ |
研究開始時の研究の概要 |
現在,患児のためのプレパレーションツールは,実際に経験する環境とギャップが生じる問題もある.これを解決するため,実写の映像を提供し患児が自分のペースで操作できればより効果的なプレパレーションが可能であると考えた.今まで実現が難しかった実写を3Dで体験することができるプレパレーションツールを作るために必要な要素を明らかにすることを目的として,看護現場で実際に使用可能なツールを開発する.また,患児が病気で感じる痛みの他に長い病院生活から受けるフラストレーションを解消させるVRコンテンツも提案する.
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研究成果の概要 |
プレパレーションとは、治療や手術前の子どもたち合わせた情報を提供し、疑問や不安を軽減させる方法である。本研究では、病室から手術室までの移動をVRプレパレーションツールとして開発した。、子どもは保護者視線を用いたVR体験が、ストレッチャーで横になっている一人称視線よりも安心感を得られることが分かった。また、入院患児に対してVRストレスコーピングツールを開発した。これは普段病室内でできないボールを投げる、より寄せる、周りの色を変えるなどの遊びを提供することでストレスを軽減させることができるツールである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究により、従来の手法に比べて、VR技術を用いたプレパレーションやストレス軽減の方法がより効果的であることが示された。また、VR技術を活用した医療現場でのケアに対する注目が高まり、今後の研究の展開につながることが期待される。 病気や手術などの医療処置は子どもたちにとって大きなストレスとなることが多く、それに伴い不安や恐怖を感じることがある。この研究により、子どもたちがより安心して治療を受けることができる方法が提供されることになる。また、ストレスコーピングツールの開発により、入院中の子どもたちがより快適に過ごすことができ、回復にもつながることが期待される。
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