研究課題/領域番号 |
19K19699
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
坂井 文乃 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (70835321)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ヘルスリテラシー / 育児支援 / 子育て支援 / 母子保健 / 親 / 育児 / 子育て |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、育児を対象としたヘルスリテラシーとは何かを明らかにし、親の育児に対するヘルスリテラシーの発展を促す支援指針を開発することである。 ヘルスリテラシー(以下HL)は、健康について主体的に情報収集して情報を評価し、意思決定する能力であり、育児においても重要である。親の育児に対するHLの発展を支援することで、親の育児経験の不足や孤立、情報の氾濫による育児不安、育児困難、それらの子の健康への影響といった課題の解決を目指す。 本研究では、まず、育児に対するHLの概念モデルを作成する。そして、そのモデルを基盤としたHLの発展を促す支援指針を作成し、育児支援の現場での実用性を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、育児を対象としたヘルスリテラシーとは何かを明らかにし、親の育児に対するヘルスリテラシーの発展を促す支援を開発することである。ヘルスリテラシーは、健康を維持増進するにあたって情報を入手し、理解し、活用するための意欲と能力を規定する認知社会的スキルである。親のヘルスリテラシーの発展を支援することで、親の育児経験の不足や孤立、情報の氾濫による育児不安、育児困難、それらの子への影響といった課題の解決を目指す。 2022年度も、新型コロナウイルス感染症の影響をうけてインタビュー調査の実施困難が継続した。そのため、家庭での乳児の育児における親のヘルスリテラシー経験に焦点を定めたシステマティックレビューを行う準備を進め、レビュープロトコルを作成した。乳児の親は、子どもの出生順に関わらず、家庭での日常的な育児においても情報収集、情報の理解と活用、他者への相談等において困難を抱えており、育児に特化したヘルスリテラシーの獲得が必要と考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
インタビュー調査が実施困難であり、システマティックレビューのプロトコル作成に時間を要したため遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
システマティックレビューを実施し、家庭での乳児の育児における親のヘルスリテラシーに関する支援ニーズを検討する。さらに、新型コロナウイルス感染症まん延以降の育児環境の変化を反映し、研究計画の修正を検討しながら調査を進めていく。
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