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介護を機に離職を選択する息子介護者の健康問題が生じるプロセス

研究課題

研究課題/領域番号 19K19709
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関三重県立看護大学

研究代表者

山本 翔太  三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (00823965)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード介護離職 / 男性介護者 / 自己認識 / 性役割 / 介護役割 / 息子介護者 / 離職 / 意思決定 / 健康問題
研究開始時の研究の概要

本研究では、質的研究方法を用いて、息子介護者の特徴を考慮した、介護を機に離職した息子介護者の健康問題が生じるプロセスを明らかにする。介護を機に離職を選択する息子介護者の健康問題が生じるプロセスを専門職に提示することで、息子介護者支援という介入困難であった課題を具体的に解決するための一助となる。また息子介護者が潜在的に抱えるニーズを専門職に提示することは、息子介護者の実態を把握する一助となる。

研究成果の概要

男性介護者は、性別に付随させた社会的役割である性役割の規範と、男性介護者が担う介護役割の間で葛藤を抱えていることが示唆された。また、介護離職を選択した男性介護者は、介護が仕事になるという認識のもと、介護を継続するに至り、介護が人生の目標となる可能性が示唆された。介護期間中は人生の目標となった介護を糧に、介護生活を送ることができる。しかし、介護終了後は人生の目標を喪失する経験につながる危険性があることが考えられる。以上のことから、男性介護者は性役割の影響を受けながら、自身の介護役割についての自己認識を統合していることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義として、男性介護者の課題の認識に基づき、介護離職が男性介護者の自己認識のあり方に対して、性役割意識が影響を及ぼしていることが示唆された。また、介護離職が男性介護者の自己認識のあり方に対する性役割の影響から、男性介護者個人を支援するだけでなく、男性介護者を取り巻く社会の規範を前提に支援する必要性が示唆された。このことから、本研究の社会的意義として、研究成果は男性介護者支援の一助になると考える。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 介護離職を経験した男性介護者の自己認識ー性役割による影響を中心としてー2021

    • 著者名/発表者名
      山本翔太,清水真由美,中北裕子
    • 学会等名
      第26回日本在宅ケア学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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