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婦人科疾患フレイルにおける新規診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K19734
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

松原 侑子  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 非常勤研究員 (50835139)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードサルコペニア / フレイル / 婦人科癌 / 婦人科疾患
研究開始時の研究の概要

婦人科疾患患者は若年者に多く, 65歳未満患者は60%以上を占めるが, 年々高齢者(65歳以上)患者も増加している。高齢者の治療方針は年齢やperformance status(PS)で治療選択を行っているが, 客観性心身評価がほぼ行えていないのが現状である。フレイルには身体的要素・精神的要素・社会的要素の3つの要素が関わっていることが知られているが, 婦人科疾患患者のフレイルの頻度は知られていない。そこで治療前高齢者婦人科疾患患者の客観性心身評価(フレイル)把握するとともに, 治療後の副作用やQuality of life (QOL)も調査し,適切な医療提供を目的に研究を行う予定である。

研究実績の概要

サルコペニア(筋肉量低下)は、様々な癌における重要な予後因子である。今回、3D-CTを用い、腸腰筋体積(PV)を計測し、上皮性卵巣癌(OC)患者のPVと無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)の相関について、検討を行なった。
2002年から2015年の間に、当院で治療前CT検査を施行した83人のOC患者について、Synapse Vincent(Fujifilm Medical) のソフトウェアを用いてPVを測定し、83人のOC患者における臨床検査値(血中アルブミン値、CA125値)およびPFS、OSとの相関を調べた。統計分析はMann-Whitney U検定やReceiver operating characteristic (ROC) 曲線を用いて行い、 PFSおよびOSの分析を行った。
全患者のPFSおよびOSの中央値は19.0ヶ月および31.0ヶ月であり、追跡期間は1-131ヶ月であった。 PVは、PFSおよびOSいずれについてもArea Under the Curve (AUC)が0.748 および 0.755と相関を認めた。また、 Kaplan-Meier分析により、PVが低値のOC患者は、PVが高値の患者よりもPFSおよびOSが短いことが明らかになった。(PFS:P = 0.030、OS:P = 0.015)
PVは、OC患者の予後不良の指標となる可能性があることが示唆された。今後、体組成計を用いて、さらに多角的に筋肉量を測定し、サルコペニアと婦人科癌の相関を検討したい。

報告書

(1件)
  • 2019 実績報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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