研究課題/領域番号 |
19K19749
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 星城大学 |
研究代表者 |
藤田 玲美 星城大学, リハビリテーション学部, 助教 (50735660)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 変形性膝関節症 / 人工膝関節全置換術 / 身体活動量 / 糖尿病 / 長期経過 |
研究開始時の研究の概要 |
変形性膝関節症(膝OA)と糖尿病は互いの疾患のリスクを高める.末期膝OA患者において,症状が軽減しない場合には人工膝関節全置換術 (TKA) 等の手術の適応となる.TKAは身体機能・身体活動量の向上にも有効であるといわれているが,糖尿病が併存するTKA患者を対象にTKA前後で各指標を比較した研究では,身体機能,質問紙上の身体活動量は向上したが糖尿病指標は変化しなかったと報告されている.本研究では糖尿病が併存するTKA後患者に対する効果的な介入を検討するために,TKA後の身体活動量・糖尿病指標等を長期間調査して,糖尿病の改善に関連する項目を検討し,申請者提案の運動介入方法の効果検証を行う.
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研究成果の概要 |
TKA後の膝機能・身体機能・身体活動量を長期にわたって調査して,身体活動量の増加に関連する項目を検討し,介入研究によるDraw-in歩行の効果検証を行った.その結果,歩数,低強度・中高強度活動時間すべてで,TKA前と比較してTKA後6ヶ月,1年ともに有意な増加がみられ,糖尿病併存あり群は,なし群と比較してどの時期においても有意に少なかった.TKA後の身体活動量に関連する項目は,TKA前の術側膝伸展筋力とTKA前の身体活動量であった.また,3ヶ月間のDraw-in歩行の継続によって,健康関連QOL,運動セルフエフィカシー,腹囲,血液検査データ,体幹筋量の改善効果が得られ,実施率が高かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
観察研究で,糖尿病が併存するTKA患者の実際の身体活動量・膝機能・身体機能の経過を調査し,身体活動量に関連する項目を明らかにすることで,現状を把握でき,適切な介入方法を検討できる.また,運動でも工夫をすることによってたった1種類であっても効果があることを証明することで,糖尿病が併存するTKA後患者が地域社会に帰った際に,誰でも簡単に指導でき,継続しやすいという利点を生かして,2大疾患の重症化予防が大幅に進むことが期待できる.
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