研究課題/領域番号 |
19K19755
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 (2022) 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 (2019-2021) |
研究代表者 |
石川 孝子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 特任准教授 (90779927)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 看取りケア / 予後予測 / 終末期 / 非がん / 特別養護老人ホーム / 電子ケアカルテ情報 / 電子カルテ情報 / 電子カルテ / 自宅看取り / 予後理解を促す支援 / サンサリング / 予後予測指標 |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢多死社会を迎える日本において、多くの患者が希望する自宅看取りを実現することは、患者のQOL向上、医療費の適正化に寄与する。そのためには、看護師が適切に患者の予後予測をし、患者および家族に予後理解を促すことが求められる。しかし、予後予測が難しく患者に適切な支援を行えないことが指摘されており、客観的予後予測指標の開発が求められる。そこで本研究は、以下3点を実施する。①看護師が捉える死亡前2~3か月の患者に起こる主観的指標を抽出する、②科学技術を用い、死亡前2~3か月の患者に起こる生体の動きに関する客観的指標を収集する、③客観的指標と主観的指標を統合し、終末期患者の予後予測指標を開発する。
|
研究成果の概要 |
当初の計画では、死亡前2~3か月に起こる患者の生体情報について前向きに計測を行う予定であったが、新型コロナウィルスの感染予防を考慮し、既に情報が得られている特別養護老人ホームの療養者からの情報を後ろ向きに検討していく計画に変更し実施していくこととした。あわせて、現場で働く看護師および介護士からインタビュー調査を行い、療養者の死亡前の状況についての追加情報をヒアリングした。 これまで得られた終末期療養者の予後予測の判断根拠となる主観的指標の要素、ヒアリングにて得られた情報および電子カルテ情報を突合し、中長期的な予後予測指標の一つである食事摂取量の減少には4つのパターンがあることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢多死社会において、医療介護現場(在宅、施設、病院)で療養する高齢者の死亡にかかわる兆候を早期に予測し対応することは、療養者や家族のQOLおよびQOD向上に繋がるだけでなく、医療介護人材にとっても自信を持った介護の継続に寄与する。
|