研究課題/領域番号 |
19K19757
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
湯本 晶代 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (10825037)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | レビー小体型認知症 / 訪問看護 / ケアモデル / 日常生活上の困難 |
研究開始時の研究の概要 |
レビー小体型認知症(Dementia with Lewy Bodies、以下DLB)は、認知機能の低下に加えて幻視、パーキンソニズムなどの特徴的な症状を有するため、療養者は特有の困難を経験している。本研究は、申請者が認知症ケアのエキスパートへの調査から作成したDLB療養者の日常生活上の困難の改善を目的とした訪問看護ケアモデルについて洗練し、認知症ケアに精通していない訪問看護師が活用可能なスタンダードなケアモデルを開発することを目的とする。具体的には、①文献検討、②訪問看護師へのインタビュー調査、③訪問看護師への質問紙調査、④エキスパートパネルによるケアモデルの洗練の4段階で構成する。
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研究成果の概要 |
レビー小体型認知症(DLB)は、認知機能の低下に加えて認知機能の変動、具体的な幻視など特徴的な症状を有するため、療養者は特有の困難を経験している。本研究は、申請者が認知症ケアのエキスパートへの調査から作成したDLB療養者の日常生活上の困難の改善を目的とした訪問看護ケアモデルを洗練し、すべての訪問看護師が活用可能なスタンダードなケアモデルを開発することを目的とした。まず、文献レビュー、ジェネラリストの訪問看護師へのインタビューをもとにケアモデル修正版を作成した。その後、エキスパートを対象とした意見聴取とジェネラリストへの質問紙調査より修正項目を導き出し、ケアモデルの更なる修正を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症ケアはアルツハイマー型認知症(AD)を対象としたものがメインとなっている現状があり、ADとは異なる特徴的な症状を有するDLB療養者へのケア方法が確立されていないことは、DLB療養者が地域での生活を継続するために解決すべき喫緊の課題である。認知症に精通していない訪問看護師も活用可能な「DLB療養者が日常生活上の困難を解決するためのスタンダードな訪問看護ケアモデル」によりDLB在宅療養者が適切なケアを受けることは、療養者および家族が心身共に安定して自宅での生活を継続することを可能にするとともに、地域包括ケアシステム構築の一助となる。
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