研究課題/領域番号 |
19K19779
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 愛知医科大学 (2022-2023) 朝日大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
松井 陽子 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (60793031)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | リカバリー / リカバリー志向 / 看護管理者 / 精神科 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国の精神科医療において、精神科患者がリカバリーできていない現状がある。様々な取り組みにより、退院患者数は増加したものの、60%以上が転院、転科もしくは死亡している。望んだ形での退院ができた患者は30%に満たない。精神障害者のリカバリーを支援するには、精神科病院や病棟単位での、地域生活を見据えた入院中からの取り組みが必要である。看護管理者にはそのリーダーとしての役割が期待される。本研究では、精神科看護管理者のリカバリー志向を向上させるプログラムを考案し、精神障害者のリカバリー支援の先頭に立った看護実践を担ってもらうことを目指す。
|
研究成果の概要 |
精神科病院におけるリカバリー志向の実践に向けて,看護管理者のリカバリー志向を高めるための教育プログラムを開発,実施し,評価した。 プログラム前後でリカバリー志向に関する尺度であるRAQ-7,RKIの得点は上昇したものの,統計的有意差はみられなかった。プログラム評価の面接調査では,看護管理者からプログラムの構成,内容,資料の適正性が語られた。また,リカバリー志向の実践に向けた意識や具体的な行動の変化が見られており,看護管理者のリカバリー志向を高める有用性が示唆された。プログラムの中でSWOT分析を実施したことで,対象施設の特徴をふまえた教育プログラムが作成でき,内容妥当性を高められた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神科病院におけるリカバリー志向の実践に向けて,看護管理者のリカバリー志向を高めるための教育プログラムを開発,実施し,評価した。 プログラム前後でリカバリー志向に関する尺度の得点は上昇したものの,統計的有意差はみられなかった。しかし,プログラム評価の面接調査では,看護管理者からプログラムの構成,内容,資料の適正性が語られ,リカバリー志向の実践に向けた意識や具体的な行動の変化が見られており,看護管理者のリカバリー志向を高める有用性が示唆された。また,今後,教育プログラムの有用性を高めるための課題が明らかになった。
|