研究課題/領域番号 |
19K19783
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 川崎市立看護大学 (2022-2023) 川崎市立看護短期大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
岩瀬 和恵 川崎市立看護大学, 看護学部, 講師 (80747262)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 介護老人福祉施設 / 看取り / 死の察知 / 高齢者看護学 / 死の予見 / 高齢者 / 看護学 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者には死亡する約1か月前に特徴的な症状や変化が現れることがある。それを看護師が共通の指標として認知することは終末期看護において非常に重要である。そこで、本研究は、まず、文献や予備アンケート調査から高齢者の死の約1か月前に出現する事象を抽出する。その後、出現する可能性の高い事象を具体的に検討し、高齢者施設に事象の出現に関するアンケート調査を行う。そして、その結果を統計的に分析し、看護師が高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目的とした。申請者の研究結果および文献検討の結果から項目を精選し尺度原案を作成した。全国の介護老人福祉施設に勤務する看護師135名を分析対象とした。基準関連妥当性の検討、内部一貫性、探索的因子分析を行い、21項目4因子が抽出され、一定の信頼性と妥当性を有する有効な尺度であると判断された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した尺度は、看取りの準備に十分な期間と考えられる高齢者の死の約1か月前に看護師が高齢者の死を察知し、他職種と連携して看取りに向けた体制の整備へと繋げてゆくための尺度として意義がある。さらに、死を察知する指標が、経験の異なる看護師にも高齢者の死を察知する症状や変化について系統的に理解し、適切な時期に適切な看護介入を行うことを可能とすることが期待できる。
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