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神経再生阻害によるボツリヌス療法効果延長療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K19794
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関島根大学

研究代表者

石原 弘基  島根大学, 医学部, 医科医員 (30829958)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードボツリヌス療法
研究開始時の研究の概要

脳損傷、脊髄損傷といった中枢神経障害により痙縮(けいしゅく)がおこる。痙縮とは、神経障害を基盤とした筋緊張が高まっている状態を指し、日常生活に支障をきたす。痙縮の治療としてボツリヌス療法が確立されているが、効果の持続時間が限られているという問題点がある。本研究では、ボツリヌス療法に加えて、神経軸索の再生を阻害することで効果を延長する治療法の確立を目指す。神経軸索の再生を促進する因子、インスリン様成長因子(IGF)-1/2の受容体であるIGF1Rに対する阻害抗体を作製し、その抗体により「ボツリヌス毒素投与後の神経軸索再生を阻害し、ボツリヌス療法の効果を延長する方法を確立すること」を目的とする。

研究成果の概要

痙縮は脳梗塞などの脳の疾患により生じる筋肉の緊張が異常になっている状態のひとつである。ボツリヌス療法は筋肉注射により、異常な筋の緊張を弛緩させる効果がある。
本研究ではボツリヌス療法の効果期間を延長する方法を確立することが目的である。神経再生因子に関する抗体である抗IGF1R抗体を併用することで、マウスを用いた実験で短期間の効果延長が得られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ボツリヌス療法は脳梗塞を始めとする脳の疾患によって生じる、痙縮に対して行われる治療である。効果の有用性がある一方で、効果の持続期間が限られており、持続時間延長が望まれている。
本研究は健常マウスを使用した実験で、抗体を併用することでボツリヌス療法の効果持続期間を延長する方法を示すものである。痙縮治療発展のための礎となる研究である。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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