研究課題/領域番号 |
19K19835
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
山本 哲 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (00735334)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 機能的核磁気共鳴 / 運動関連領野 / 経頭蓋直流電気刺激 / 上肢到達運動 / 非侵襲的脳刺激 / 経頭蓋直流電気刺激法 / 学習 / 機能的核磁気共鳴画像法 / 運動学習 / 反復経頭蓋磁気刺激 / 機能的MRI / 半球間抑制 / 再学習 |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中片麻痺の回復を促進する方法として、反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)によって左右の大脳半球の活動バランスを変化させる方法の有効性が多数報告されている。しかし脳卒中片麻痺者の運動の再学習を促進する領域は十分には同定されていない。運動学習を促進する刺激部位を同定することで、より有効な機能回復促進法を開発できる可能性がある。 そこで本研究は健常成人を対象に運動学習機能低下モデルを開発し、このモデルを用いて運動再学習を促進するrTMS刺激領域の同定を行う。これによりrTMSを用いて、脳卒中片麻痺をより短期間かつより大きく回復させる刺激方法に関して、理論と実験の両面から体系化する研究開発基盤を構築する。
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研究成果の概要 |
脳損傷からの運動機能回復には運動の再学習が重要な役割を担っている点に着目し、脳卒中片麻痺の回復を促進する新たな非侵襲的脳刺激法を構築する。現在、脳卒中片麻痺者の運動の再学習を促進する領域は十分には同定されていない。運動学習を促進する刺激部位を同定することで、より有効な機能回復促進法を開発できる可能性がある。そこで本研究は健常成人を対象とし、運動学習機能低下モデルを開発し、このモデルを用いて運動再学習を促進する刺激領域の同定を行う。これにより、脳卒中患者の片麻痺症状を、より短期間かつ、より大きく回復させる刺激方法に関して、理論と実験の両面から体系化する研究開発基盤を構築する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳血管疾患はその療養が長期に及ぶことが多く、介護費用は2兆円を超え、総介護費用の29%もの割合を占めるため、脳血管疾患を持つ多くの患者の機能回復を促進し、自立して日常生活を送るための新たな治療法の構築が必要である。そこで本研究は、運動機能回復には運動の再学習が重要な役割を担っている点に着目し、脳卒中片麻痺の回復を促進する新たな刺激法の開発へと展開するための基盤研究を行う。運動の再学習を促進する刺激法を確立することは、効果的な治療法の開発に貢献できると考えている。
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