研究課題/領域番号 |
19K19838
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
織田 靖史 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 准教授 (50835080)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | マインドフルネス作業療法 / 臨床活用 / 治療者のトレーニング / マニュアル作成 / 治療構造 / 作業療法士 / 対象者家族 / 精神科作業療法 / 終末期作業療法 / 感情調節困難患者 / マインドフルネス作業療法(MBOT) / MBOT実施マニュアル |
研究開始時の研究の概要 |
境界型パーソナリティ障害に代表される感情調整困難患者に対するマインドフルネス作業療法(Mindfulness Based Occupational Therapy:MBOT)について,これまでの研究をさらに発展させて,冊子や映像によるマニュアルを作成する.それにより,治療が滞りがちな感情調整困難患者に対する治療システムの構築を促進できると期待される. 具体的な研究方法は,課題1として「MBOT実施マニュアルの基本資料を作成する」,課題2として「試作版の妥当性を吟味しその有効性を探索的に検証する」,課題3として「前後比較試験で試作版の有効性の検証し完成版を作成する」という3つの研究を実施する.
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研究実績の概要 |
マインドフルネス作業療法 マニュアルの試作版の完成のために,マインドフルネスや認知行動療法の経験を持つ作業療法士に対して,コンセンサスメソッドであるデルファイ法を用いてマニュアル試作版に対する妥当性の検証を行った。 その結果,基準である7点満点中5.5点を超えたために妥当性は認められた。一方で,個別コメントを反映させるために,再度加筆修正を行っている。 なお作成したマニュアルのの章立ては以下の通りである。 第1章 マインドフルネス作業療法の実践に向けた基礎知識 1.マインドフルネスについて 2.マインドフルネス作業療法について 3.マインドフルネスの世界観 第2章 マインドフルネス作業療法を実践する 4.マインドフルネスの基本スキルトレーニング 5.MBOT(マインドフルネス瞑想)の実施構造 6.プログラムにおけるリーダーの役割と態度 7.マインドフルネスやMBOTの危険性 第3章 マインドフルネス作業療法の効果 8.マインドフルネスのエビデンス 9.MBOTのエビデンス 10.文献 資料
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響により,全体的に研究遂行が滞り遅れている
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今後の研究の推進方策 |
今後は,マニュアル試作版をコメントに基づきさらに改良し,その後他施設共同研究によるマニュアル試作版の効果検証を介入研究により実施する。
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