研究課題/領域番号 |
19K19844
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 日本保健医療大学 |
研究代表者 |
加茂 智彦 日本保健医療大学, 保健医療学部理学療法学科, 助教 (80802909)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | めまい / 前庭リハビリ / 理学療法士 / 前庭障害 / 転倒 / バーチャルリアリティ |
研究開始時の研究の概要 |
転倒の原因であるめまいを改善するためには、めまいに対する適切な評価、介入が必要で ある。そこで、本研究は末梢の前庭障害患者に対する身体機能・めまいの改善を目指す新た な前庭リハビリテーションプログラムを開発、その効果を検証することを目的とする。具体 的には①前庭リハビリによって回復しやすい人の特徴を明らかにすること、②申請者らが開 発した新たな前庭リハビリテーションプログラムの効果を検証することの2点とする。本研究により、めまいを有する高齢前庭障害患者に対して、より効果的なめまい・身体機能改善プログラムの開発へと発展させたい。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は『末梢の前庭障害患者に対する身体機能・めまいの改善を目指す新たな前庭リハビリテーションプログラムの開発、その効果を検証すること』であった。 本研究では慢性めまい患者に対する理学療法士による前庭リハビリの効果検証、前庭リハビリの効果に影響を与える要因の検討、急性期前庭神経炎に対する前庭リハビリの実施状況、動画サービスを用いた前庭リハビリテーションの効果に関する研究を行った。その結果、理学療法士による前庭リハビリはめまいによる日常生活の困難度を改善させること、日本において前庭リハビリの普及率が低いこと、動作サービスを用いた前庭リハビリはアドヒアランスを高めることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果より、以下のことが明らかとなった。①理学療法士による慢性めまいに対する前庭リハビリは効果的であることが明らかとなった。②日本において理学療法士による前庭障害患者に対する前庭リハビリの実施率はとても低いことが明らかとなった。③前庭リハビリの効果に影響を与える要因として、日常生活の自信度が重要であった。④動画サービスを用いた前庭リハビリを実施すると、自宅でのリハビリの継続率が高まることが明らかとなった。
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