研究課題/領域番号 |
19K19847
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
木下 翔司 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60748383)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 反復性末梢磁気刺激 / リハビリテーション / 上肢麻痺 / 脳卒中 / 脳血管障害 / ニューロリハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
反復性末梢磁気刺激(rPMS)治療は磁気を用いて選択的に筋肉を刺激する手法である。同様の治療である神経筋電気刺激(EMS)と比較し、より広く深く筋肉を刺激することが可能であるとともに、痛みが少なく安全な治療であることが知られている。 このrPMS治療は脳卒中などによる麻痺の改善にたいし有効な治療法である可能性がある。本研究では脳卒中を契機として重度の上肢麻痺を有する患者に対するrPMS治療を確立することを目的とする。rPMS治療の最も効果的な刺激方法を確立した上で、その刺激方法を用いたrPMS治療とリハビリテーションの併用療法の有効性を明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
反復性末梢磁気刺激治療(repetitive Peripheral Magnetic Stimulation, rPMS治療)の脳卒中後上肢麻痺に対する有効な治療法として開発することが本研究の目的である。本研究プロトコールを多施設ランダム化比較試験として認定臨床研究審査委員会の承認を受けjRCTに登録した。新型コロナウイルス感染症に伴い症例集積が遅延し、結果、目標症例数50例に対し9例の登録で試験を終了した。統計解析に足りる症例を集積できていないことから有効性・安全性については検証しなかったが、いずれの群においても有害事象は発現していなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本試験では4800発群に3例、2400発群に3例、0発群に3例が登録され、治療が実施された。主要評価項目である治療開始前(0週、Day0)から治療2週後(Day14)の上肢機能(Fugl-Meyer Asessment)の変化量 は4800発群で3.0±1.0(平均±標準偏差)、2400発群で2.7±1.2、0発群で0.7±2.5の結果となった。統計解析に足りる症例を集積できていないことから有効性については検証しなかった。いずれの群においても有害事象は発現していなかった。しかし、 統計解析に足りる症例を集積できていないことから安全性については検証できていない
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