研究課題/領域番号 |
19K19890
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 西九州大学 (2022) 新潟医療福祉大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
中村 雅俊 西九州大学, リハビリテーション学部, 准教授 (20735287)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | せん断波エラストグラフィー / 弾性率 / cross-education effect / スタティックストレッチング / 筋スティフネス / 関節可動域 / 高強度ストレッチング / Cross-education effect / 高強度 / 筋弾性率 / ストレッチング / 応力緩和 / スティフネス / 強度 / 超音波画像診断装置 |
研究開始時の研究の概要 |
スポーツや臨床現場において,筋スティフネス増加に伴う様々な弊害は治療に苦慮する問題であるが,これまで筋スティフネス減少のメカニズムについては明らかではない.本研究では,これまでの先行研究より,ストレッチングによる筋スティフネス減少効果に関する①個人因子(神経的・構造的,主観的な要因)の貢献度合い,②構成要素である伸張強度・時間の影響,③新しい指標である「ストレッチング容量」のどの要素が影響しているかを明らかにすることを目的とする.この研究を通して,個人内因子とストレッチング構成要素の両側面から,筋スティフネス減少効果のメカニズムを解明することを目的とする.
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研究成果の概要 |
本研究ではストレッチング強度,およびストレッチング容量(ストレッチング強度x時間)に着目して筋スティフネス減少効果について検討を行った.個人間における相対的なストレッチング強度に着目した研究,個人内におけるストレッチング強度に着目した研究,ストレッチング容量を統一した条件での研究を行った.その結果,ストレッチング強度は筋スティフネス減少において重要な要素であることが明らかとなった.一方,ストレッチング強度に関してはストレッチングを行う筋肉によって異なる可能性があることも明らかとなったため,今後は異なる筋肉や対象においてストレッチング強度の重要性を明らかにしていく必要がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,医療やスポーツ現場で苦慮する筋スティフネスに対する治療法としてのストレッチングについて,ストレッチング強度が筋スティフネス減少に重要な指標であるか否かを明らかにした課題である.本研究成果は,ストレッチング強度が筋スティフネス減少に重要であることを明らかにしただけではなく,対象筋において最適なストレッチング強度が異なる可能性があり,今後の臨床現場でのストレッチング介入において重要な情報となることが期待できる.
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