研究課題/領域番号 |
19K19908
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
徳永 瑛子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (10710436)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム / 早期療育 / 感覚刺激に対する反応 / 追跡調査 / 発達 / 新生児 / ASD / 早期発見 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、3歳時点の自閉スペクトラム症(Autism spectrum disorder: ASD)のリスクと生後1週間内の子どもの行動特徴に関連があるか否かを検証することを目的とした縦断的研究である。本研究では生後1週間内に見つめかけや運動、反射の状況を確認する介入評価(Neonatal Behavioral Assessment Scale; NBAS)を実施した対象に対して、3歳時のASDリスクや子どもの行動、情緒等に関する親記入式の質問紙評価を実施する。本研究は、生後1週間、3歳時の2時点を評価することにより、ASDリスク児の行動特徴を探索することを目的とした。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、新生児期の行動、1歳半時点での行動と3歳時点での発達状況、特に自閉症スペクトラムリスクとの関連を明らかにすることである。新生児期の調査が実施できたもので、18か月時点のデータは295名分(回収率64%)、3歳時点のデータは210名分(回収率45%)収集できた。 概要としては、新生児期の行動と3歳時点での自閉症スペクトラムリスクは明確な関連がみられなかったが、1歳半時点の行動と3歳時点での自閉症スペクトラムリスクには関連が見られた。具体的には感覚刺激への反応の状態と自閉症スペクトラムリスクに関連があった。現在は得られた結果に関して論文化を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、早期では診断しにくい自閉症スペクトラムリスクを早期に予見することができれば、より年齢が低い段階で子どもたちの能力を伸ばすために介入するきっかけになると考えられる。また1歳半という健診の年齢に合わせて調査を行ったため、本研究成果が明らかとなれば地域の母子保健の場面で活用が期待できる。
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