研究課題/領域番号 |
19K19942
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 福井工業大学 |
研究代表者 |
山元 康平 福井工業大学, スポーツ健康科学部, 講師 (00806193)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | トレーニング / コーチング / フィットネス-疲労モデル / 数理モデル / セッションRPE / フィットネスー疲労モデル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,女性陸上競技者を対象に,フィットネスー疲労モデルにもとづくコンディショニング法を確立することを試みる. [研究課題1]女性陸上競技者のフィットネスー疲労モデルからみたトレーニング負荷とパフォーマンスおよびコンディションの変化の関係について検討する(1-2年目).トレーニング内容や心身のコンディション等を1年間モニタリングする. [研究課題2]フィットネスー疲労モデルにもとづくコンディショニングの有用性について検証する(2-3年目).研究課題1で明らかとなったトレーニング負荷とパフォーマンスとの関係性をもとに個々人に応じたトレーニングプログラムを作成し,トレーニング介入を行う.
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研究成果の概要 |
本研究では,セッションRPE法とフィットネスー疲労モデルに基づく数理モデルにより,女性陸上競技選手のトレーニング負荷の定量化とコンディショニングの有用性を検討した.数理モデルを用いたFitness, Fatigue,Preparednessの推定により,重要試合に向けてコンディショニングが行えていることを定量的に示すことができた.また,トレーニング介入を行った結果,重要試合におけるPreparednessが高値を示し,自己記録を大幅に更新する事例が複数みられた.これらから,女性陸上競技選手におけるセッションRPE法およびフィットネスー疲労モデルにもとづくコンディショニングの有用性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの国内外における陸上競技に関する研究は,「結果」であるパフォーマンス(記録,タイム,技術動作など)についての研究は盛んに行われてきたが,パフォーマンス向上の「原因」であるトレーニングの分析は充分に行われているとは言い難い.本研究では,女性陸上競技者を対象に,科学的エビデンスに基づくトレーニングマネジメントの実践的な方法論の提案を試みた点に学術的な意義がある.また,本研究の成果から,科学的エビデンスにもとづいたトレーニング負荷の定量とコンディショニング法の有用性が示され,オーバートレーニングの予防やコンディショニングなどのトレーニングマネジメントに貢献すること期待できる。
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