研究課題/領域番号 |
19K19945
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
阿藤 聡 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 特別研究員(ポスドク) (20825731)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 骨格筋 / 老化 / 筋収縮 / Desmin / 筋核 / 加齢 / 筋肥大 / 骨格筋肥大 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は加齢による骨格筋の質的低下の機序の解明と効率的な改善施策の開発を目的とし、骨格筋機能の生理変化に対する筋核の役割を検討する。このため、実験動物を用いて加齢による筋機能の低下に対する筋核の数的・形態学的変化の関与を観察学的手法と遺伝子工学的手法を用いて明らかにする。 さらに、基礎的検討の知見に基づき加齢による骨格筋機能低下に対する効率的な骨格筋機能の改善方法の検討を実験動物を対象に実施する。
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研究成果の概要 |
本研究は老化に伴う骨格筋収縮機能低下の機序の解明とその応用による克服を目指して進められた。筋特異的中間径フィラメントのDesminは骨格筋細胞核の細胞周囲への保持や筋収縮機能に関わっていることが知られている。骨格筋細胞では老化に伴い骨格筋へDesminの蓄積が生じることや、中心核の増加が観察されることから、Desminの蓄積と老化に伴う筋収縮機能低下との関連性を想定した。我々はマウス骨格筋へDesminの過剰発現を行い、骨格筋量と筋収縮機能に及ぼす影響の検討を行いDesmin強制発現による蓄積が筋収縮機能に影響を及ぼさないものの、骨格筋量を低下させることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は老化に伴う骨格筋収縮機能低下の機序解明とその応用による克服を目指した。骨格筋の中間径フィラメントDesminは骨格筋細胞核の細胞周囲への保持や筋収縮機能に関わっていることが知られている。骨格筋細胞では老化に伴い筋内へDesminの蓄積が生じることや、核が異常な局在を示すことから、Desminの蓄積が筋収縮機能低下と関連する可能性が考えられた。我々はマウス骨格筋へDesminの過剰発現を行い、骨格筋量と筋収縮機能に及ぼす影響の検討を行いDesminの蓄積が筋収縮機能に影響を及ぼさないものの、骨格筋量を低下させる因子であることを明らかにした。
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