研究課題/領域番号 |
19K19975
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
崔 英珠 筑波大学, 体育系, 客員研究員 (10757595)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 睡眠 / アスリート / 運動パフォーマンス / 視覚運動協調性 |
研究開始時の研究の概要 |
睡眠は身体機能を回復させ、スポーツ競技に対するコンディションを整える上で重要であるが、運動パフォーマンスの獲得・発揮に関わる運動記憶を固定する機能も担っている。一方、スポーツ場面において、視覚から得られた情報を実際の身体パフォーマンスに反映する視覚運動協調性は、競技パフォー マンスに大きく関連していることが報告されている。視覚運動協調性は運動記憶の固定に関与し、運動パフォーマンスに影響を与えると考えられるが、睡眠が視覚運動協調性に及ぼす影響については不明である。本研究では、睡眠が視覚運動協調性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
睡眠は身体機能を回復させ、スポーツ競技に対するコンディションを整える上で重要であるが、運動パフォーマンスの獲得・発揮に関わる運動記憶を固定する機能も担っている。一方、ダイナミックな反応が必要なスポーツ場面において、視覚から得られた情報を実際の身体パフォーマンスに反映する視覚運動協調性(visuomotor coordination)は、競技パフォーマンスに大きく関連していることが報告されている。視覚運動協調性は運動記憶の固定(memory consolidation)に関与し、運動パフォーマンスに影響を与えると考えられるが、睡眠が視覚運動協調性に及ぼす影響については全く不明である。そこで本研究では、睡眠が視覚運動協調性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。 本年度の研究では、睡眠が運動パフォーマンスと視覚運動協調性に及ぼす影響を検討することを計画した。 まず、大学アスリートを対象に、睡眠調査と運動パフォーマンステストを実施し、両者の関係を検討した。その結果、ピッツバーグ睡眠質問票で評価した主観的睡眠質と運動パフォーマンス(敏捷性、瞬発力)が関連することを明らかにした。すなわち、アスリートにおける睡眠の質は、運動パフォーマンスの発揮に関連する可能性が示された。さらに、睡眠と視覚運動協調性の関係を検討するために、若年者を対象に、睡眠調査を行うとともに、専用の測定装置(スポーツビジョントレーナー)による視覚運動協調性を評価し、これらの関連性を検討している。
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