研究課題/領域番号 |
19K19999
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 大阪成蹊大学 |
研究代表者 |
臼井 達矢 大阪成蹊大学, 教育学部, 准教授 (00638132)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | オーラルフレイル / 口腔内局所免疫 / 地域コミュニティ / 健康活動 / ストレス / 自律神経活動 / 健康コミュニティ / 健康教育 / 運動 / 口腔内免疫 / 唾液 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的として,これまで口腔内の健康と運動との関連性を明らかにしてきたが,オーラルフレイル予防が必要な地域在宅高齢者や要支援・要介護高齢者に対する効果検証までは至っていない.本研究ではオーラルフレイル予防に向けた高齢者同士のコミュニティの場や運動教室などの健康支援の有効性を検討することを目的としている.本研究により健康支援の有効性を明らかにすることは,これからの高齢者の疾病予防や介護予防,健康支援の新たなプログラム立案に大変有益なデータとなりうる.
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研究成果の概要 |
本研究ではオーラルフレイル予防に向けた高齢者同士のコミュニティの有効性を検討するため、地域在宅高齢者を対象に健康教室や地域活動を開催し、その有効性を口腔機能および口腔内免疫の観点から検討した。さらに要支援・要介護高齢者についても同様に検討した。その結果、唾液HBD-2は介入後において有意に高まり、オーラルディアドコキネシス(口腔機能)においても介入後に有意に増加した。自律神経活動の中でも副交感神経活動の高まりと交感神経活動の是正、さらにトータルパワーの高まりが見られた。以上のことから地域活動や健康コミュニティへの参加は、自律神経活動バランスを整え、オーラルフレイル予防の一助を担う可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔内を健康に保つことは疾病予防となり、口腔機能低下を防ぐことが健康寿命の延伸となる。またオーラルフレイルが身体フレイルにつながり要支援要介護状態を招く原因となる。そうしたことから我々は一般健常者に対してオーラルフレイル予防に有効な運動方法について明らかにしてきたが、その予防が必要な高齢者や要支援要介護高齢者に対する効果検証までは至っていない。そこで本研究ではオーラルフレイル予防に向けた高齢者同士のコミュニティの有効性を口腔内免疫の観点から検討した。その結果、地域コミュニティへの参加は自律神経活動バランスを整え(なかでもトータルパワーを高め)、オーラルフレイル予防の一助を担う可能性がある。
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