研究課題/領域番号 |
19K20011
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
冨田 洋介 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (10803158)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | スピードスケート / スポーツ科学 / バイオメカニクス |
研究開始時の研究の概要 |
【研究目的】本研究の目的は①日本人スピードスケート競技者の競技成績に関連する身体機能および滑走中のスキルを明らかにすること,②中学生・高校生・大学生のスピードスケート競技者における各年代別の身体機能に関するデータベースを作成することである.【方法】本研究では,中学生・高校生・大学生のスピードスケート競技者を対象に身体機能測定および3次元動作解析装置を用いた滑走スキルの測定を行い,競技成績との関連性を検証する.【本研究の社会的意義】競技成績に関連する身体機能および滑走スキルを明らかにすることで競技者や指導者が効果的なトレーニングを明確な目的や数値目標を持って行う一助となる.
|
研究成果の概要 |
スピードスケート競技は強靭な身体機能と高度な滑走スキルの両立が重要となる。一方で競技力と関連する身体機能および滑走スキルは不明確なままとなっている。本研究では若年スピードスケート競技者における競技力と身体機能・滑走スキルの関連性を検証した。新型コロナウィルスの影響で中学生・高校生の測定については予定通り実施することができなかったが、大学生での測定は計画通り実施することができた。その結果、身体機能では特に最大無酸素パワーおよび乳酸代謝域値が競技パフォーマンスに関連していた。氷上滑走スキルでは、両足着氷時間や滑走中の減加速の時間およびその量がパフォーマンスとよく関連していることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スピードスケート競技者はトレーニングを通して身体機能と滑走スキルの向上を図る一方で、競技力向上に向けた明確な数値目標がないままトレーニングに臨んでいる。本研究では若年スピードスケート競技者における競技力に関連する身体機能・滑走スキルを明らかにした。本研究の知見に基づいて、今後は、測定した身体機能や滑走スキルを効果的に向上するための支援システム構築を行う。
|