研究課題/領域番号 |
19K20027
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 関西福祉大学 (2020-2023) 大阪成蹊大学 (2019) |
研究代表者 |
熊野 陽人 関西福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (80824101)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 性差 / ジャンプパフォーマンス / ハムストリングス / ジャンプ動作 / 短縮性エクササイズ / 伸張性エクササイズ / 即時的影響 / 長期的影響 / アクティベーション / ジャンプ / 女性アスリート |
研究開始時の研究の概要 |
2020年東京オリンピックを目前に控え、近年は女性アスリートに注目が集まり、女性特有の生理的課題や性差を踏まえたトレーニング方法の確立が求められている。本研究では、男女差が顕著に見られるジャンプに注目し、女性アスリートのジャンプパフォーマンスを向上させる方法を確立することを研究目的とした。具体的には、女性がジャンプ時に効果的に動員できないとされるハムストリングスに注目し、筋活動増加および筋力向上を狙ったエクササイズを行うことで、ジャンプパフォーマンスが向上するのではないかとの仮説を立て、その効果を検証することとした。
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研究成果の概要 |
ハムストリングスのエクササイズを行うことで、女性アスリートのジャンプパフォーマンスを即時および一定期間のトレーニング後に向上させることができる可能性が示唆された。即時的な影響として、短縮性・伸張性どちらのエクササイズを用いてもRJ様式のジャンプパフォーマンスが向上する可能性があるが、CMJ様式のジャンプにおいては伸張性エクササイズの方が効果的である可能性が明らかとなった。一定期間のトレーニングが与える影響として、短縮性・伸張性どちらのエクササイズを用いてもCMJ様式のジャンプパフォーマンスが向上する可能性があるが、伸張性エクササイズの方が短縮性エクササイズよりも高い効果がある可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
男女差が顕著に見られるSSC運動であるジャンプ動作に注目し、女性がジャンプ動作時に効果的に動員できないとされるハムストリングスの筋活動および筋力向上を狙ったトレーニングを行うことで、女性アスリートのジャンプパフォーマンスを向上させる方法を確立することを研究目的とした。 ハムストリングスの短縮性および伸張性エクササイズを行い、即時的および一定期間のトレーニング後のジャンプパフォーマンスの変化を検討した研究は見当たらないのが現状である。よって、本研究の内容は学術的に新たな試みであり、競技現場へ即座に生かせる実践的なトレーニング方法に関する知見となり得る。
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