研究課題/領域番号 |
19K20028
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 神戸国際大学 |
研究代表者 |
武内 孝祐 神戸国際大学, リハビリテーション学部, 講師 (10738058)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ストレッチング / 柔軟性 / 筋力 / 可動域 / トレランス / スティフネス / ウォームアップ / 関節可動域 / 受動的トルク / 痛み / 静的ストレッチング / 短時間 |
研究開始時の研究の概要 |
静的ストレッチングは2分間以上実施することで効果的にスティフネスを低下させることができる。しかし、スポーツ現場において、1部位に対して2分間静的ストレッチングを実施する時間はない。そこで、本研究では20秒間でスティフネスを低下することができる方法を検討する。静的ストレッチングの強度に着目し、20秒間の高強度の静的ストレッチングの効果を検討する。また、物理刺激と高強度の静的ストレッチングの併用効果も検討する。
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研究成果の概要 |
スポーツ前のウォームアップとして通常強度・20秒間の静的ストレッチングが広く実施されている。しかし、これまでの研究で、20秒間の静的ストレッチングではスティフネス(筋腱の硬さ)は変化しないことが明らかとなっている。そこで、本研究では、ストレッチング強度に着目して、20秒間でスティフネス低下が可能な静的ストレッチング方法を検討した。その結果、高強度静的ストレッチングによって安全に20秒間でスティフネスが低下することが明らかとなった。さらに、高強度静的ストレッチングは自分自身で実施可能であり(セルフストレッチング)かつ、その持続時間も長いことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハムストリングスのスティフネス低下には180秒間の静的ストレッチングが必要である。しかし、スポーツ現場では20秒間の静的ストレッチングが実施されている。限られた時間の中で実施するスポーツ活動において、各部位に180秒間のストレッチングを実施することは困難である。そこで、本研究は20秒間でスティフネスを低下できる静的ストレッチング方法を検討し、その結果、高強度静的ストレッチングによりその目的が達成できることが明らかとなった。スティフネス低下は筋腱障害を予防するために重要であることから、本研究成果はアスリートの障害予防に大きく寄与するものである。
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