研究課題/領域番号 |
19K20038
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
小倉 圭 滋賀大学, 経済学部, 講師 (00805848)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | コーチング / 野球 / 捕球 / バイオメカニクス / 守備 / 内野守備 / 基本技術 / ゴロ捕球 / バックハンド / パフォーマンス / 捕球形態 |
研究開始時の研究の概要 |
近年野球界において,身に着けるべき捕球技術としてバックハンド捕球が見直されてきている.しかし,その客観的なパフォーマンスや効果的な使い分けは明らかにされていないため,指導現場で合理的なコーチングがなされているとは言い難い.本研究の目的は,3次元動作分析法を用いて正面捕球およびバックハンド捕球における捕送球パフォーマンスや動作特性を比較することで,バックハンド捕球の有効性について検証し,従来の基本技術を再考するための基礎資料を得ることである.
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研究成果の概要 |
本研究は,野球の内野守備におけるバックハンド捕球の有効性を検証するため,バックハンド捕球における基礎的知見を蓄積することであった.大学野球選手を対象に,バックハンド捕球を行った際の捕送球パフォーマンスおよび送球動作について分析した.その結果,打球の右側に回り込む時間的余裕が少ないほどバックハンド捕球の有効性が高まる傾向にあった.また,バックハンド捕球にはボール保持時間を短縮しながらも,体幹の捻転を利用して送球できるといった動作特性が認められた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により,指導現場において,バックハンドでの捕球技術を習熟させることによってその後高い送球パフォーマンスを発揮でき,アウトをとる可能性を高められることが示唆された.また,客観的なパフォーマンスをエビデンスとした知見を指導現場に提供することができ,選手のパフォーマンスや指導者の指導レベルの向上,非合理かつ危険な捕球指導の是正などの波及効果が期待できる.
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