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情動知能と運動に対する自己効力感の差による運動時の脳波の違いに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K20049
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

西垣 景太  東海大学, 健康学部, 准教授 (20595889)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード情動知能 / 自己効力感 / 脳波 / 気分 / 運動課題 / 運動経験 / 生理的指標 / 成功体験
研究開始時の研究の概要

本研究は,自他の情動の理解を示す情動知能や運動に対する自信の度合いを示す自己効力感によって,運動経験がどのような影響を与えているのかを脳波などの生理学的な指標も用いて検討する研究である.今までの研究では,運動経験による心理的指標の差を検討しており,心理的指標による差によって運動経験のとらえ方が異なるという視点の研究は少ない.本研究の成果は,運動指導者の養成や運動によるメンタルヘルスの影響を明らかにするための一助にもなると考えている。

研究成果の概要

本研究は心理的尺度の得点によって、運動課題前後で脳波の変化に影響がみられるかを検討した。その結果、緊張を示す脳波であるβ波が課題後に増加し、活力を示す気分の得点は低下していた。また、β波には情動知能の「自己コントロール」の得点が影響を与えていた。さらに、「自己コントロール」の得点が高いほど、リラックスを示すα波の課題前後の変化量は小さいことが明らかになった。自制心や自己決定に関する意識が高いほど、緊張場面での脳波や気分のコントロールが上手く行える可能性が考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで運動経験と情動知能の関連性は明らかにされており、運動経験を構築することが情動知能を高めていくことにつながると推測されている。しかし、情動知能や運動に対する自己効力感の得点により、運動課題をどのように受け止めているかの違いを明らかにした研究はされていない。本研究が生理学的指標として脳波も用いて検討し、情動知能の得点によって脳波の変化量に影響を与えていることを明らかにしたことは、今後の更なる検証の一歩になると考えられる。また、運動経験によるメンタルヘルスへの影響という視点においても有意義だと考えられる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 簡易型脳波計を用いた運動課題前後における脳波測定~ゴルフパッティング動作を用いた検討~2023

    • 著者名/発表者名
      西垣景太 内田樹更
    • 学会等名
      日本体育測定評価学会第22回大会 第5回身体科学研究会 合同大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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