研究課題/領域番号 |
19K20059
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
堀内 元 関西大学, 人間健康学部, 特任体育講師 (40824652)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | フォロースルー / バットヘッドスピード / 脇腹 / 伸張性収縮 / 逆動力学演算 / 関節トルク / 力学的仕事 / バイオメカニクス / スイングスピード / 体幹関節 / 関節トルクパワー / 肉離れ / 腹斜筋 / 関節可動域 |
研究開始時の研究の概要 |
野球のバッティング動作では、腹斜筋の肉離れを受傷することが多い。加えて、腹斜筋の肉離れのほとんどが投手側であることから、野球のバッティング動作中に負う腹斜筋の肉離れには共通した受傷メカニズムが存在することが推察される。また、投手側腹斜筋の肉離れは、ボールを正確にインパクトできなかったときに受傷する。このことから、フォロースルー局面においてバットを減速させる際に体幹周辺筋群が伸張性収縮することによって、肉離れが生じる可能性が考えられる。 本研究では、フォロースルー局面に着目して、野球のバッティング動作中に負う投手側腹斜筋における肉離れの受傷メカニズムの解明に寄与する基礎的資料の獲得を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、野球のバッティング動作中における体幹についてスポーツバイオメカニクスの観点から分析し、投手側の腹斜筋肉離れの受傷メカニズムの解明に寄与する基礎的資料の獲得を目指した。その結果、野球のバッティングにおけるフォロースルー局面では、体幹関節を捕手方向へ回旋させる筋(投手側の外腹斜筋)が伸張性収縮していることが推察された。また、ボールインパクト後におけるバットのスイングスピードが大きいほど、投手側の腹斜筋を肉離れする可能性が高い可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた研究成果は、野球のバッティング動作中に負う投手側腹斜筋の肉離れの受傷メカニズムの理解や当該箇所における肉離れを防ぐための動作や技術などの提案をするための基礎的資料になりうるものであると考えられる。 また、野球のバッティング以外にも、野球のピッチングやゴルフのドライバーショット、テニスのストロークのような体幹の回旋を伴う類似した動作における腹斜筋の肉離れや腰痛などの傷害に関する研究の足掛かりとなることが期待される。
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