研究課題/領域番号 |
19K20077
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 育英大学 |
研究代表者 |
和田 博史 育英大学, 教育学部, 講師 (80739079)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | カリキュラム / 生涯スポーツ / スポーツ教育 / 中学校保健体育 / 教師教育 / ナショナルスタンダード / 学校ベース / 授業改善 / 保健体育 / 体育科教育 / 質的研究 / オリンピック教育 / ゴール型 / 健康領域 / 保健体育科 / 体育科教育学 / 日米比較 / 質的内容分析 / 中学校保健体育カリキュラム / 質的内容分析法 / 生涯スポーツの振興 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本の中学校保健体育カリキュラムの改善を促進するために以下の3つの研究課題を設定する。 1)アメリカ体育カリキュラム論をリードする9つの文献を翻訳して分析し、「理論・政策、授業実践、教師教育」レベルと構造化し、日本との相違点を整理して効果的なカリキュラムの仮説を生成する。 2)日米の大学教員8名と日米の中学校保健体育教師16名を対象に、インタビュー調査を用いた質的内容分析からカリキュラムへの実感や評価を明らかにする。 3)日米の中学校保健体育カリキュラムの比較検討と仮説検証により実現可能な効果的効率的な生涯スポーツを促進するカリキュラムを提言し、その有効性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、日米の中学校保健体育カリキュラムを比較検討することであった。その結果、日本の調査対象者では、スポーツ種目に関わる学習内容が多く細かく、子どもの勝利至上主義や同調圧力が強いという実感がみられ、1単元平均7.4時間という実態が明らかにされた。一方でアメリカのミズーリ州における調査対象者では、フィットネス教育に関わる学習内容が提供されており、スポーツ種目に関わる学習内容は日本より少なく生徒主体の授業が展開されていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで日本の中学校保健体育カリキュラム論に対する議論は少ないと言われている。その中で、本研究は、年間指導計画の実態や指導要領に対する教師の実感を明らかにした。さらに、高等学校の学習指導要領で示されるゴール型とネット型の学習内容の習得率と運動実施率の関係について相関がないことを明らかにした、これに加え、中学校教師と大学教師の4年間における力量形成とスポーツ教育モデルに関する習熟過程ついて明らかにした。
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