研究課題/領域番号 |
19K20078
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 聖学院大学 |
研究代表者 |
松永 直人 聖学院大学, 基礎総合教育部, 准教授 (90825952)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 筋シナジー / 筋電図 / スポーツパフォーマンス / スポーツ障害 / 表面筋電図 |
研究開始時の研究の概要 |
全身の筋の連動性を意味する筋シナジーとスポーツ競技レベルの関連はこれまでに報告してきたが、同一選手における好不調といったコンディションと筋シナジーの関連、あるいはトレーニングによる慢性障害の発生と筋シナジーの関連は未だ不明である。そこで本研究は同一選手をシーズンを通して縦断的に追跡することで、コンディションや障害発生に関わる筋シナジーを明らかにし、スポーツ選手の障害予防及びパフォーマンス向上の一助となることを目指す。
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研究成果の概要 |
ヒトの運動は複数の筋が協調して活動することで行われる。この筋間協調性を明らかにする手法の一つとして、筋シナジー解析がある。本研究は筋シナジー解析を用いて、アスリートのパフォーマンスと筋シナジーの関係を調査した。 まず、砲丸投げ選手のパフォーマンスと筋シナジーについて縦断的に調査した。その結果、パフォーマンス(記録)が向上するにつれ、筋シナジーも変化することが明らかとなった。 次に、バスケットのフリースローを対象に、シュート成功時と失敗時の筋シナジーを比較した。その結果、一見同じような動作でも、シュートの成否によって筋シナジーは異なることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
縦断調査から、パフォーマンス向上とともに筋シナジーが変化した。これはトレーニングが順調に進んでいるかの視標になる可能性がある。 また、シュートの成否によって筋シナジーが異なることが明らかとなった。このことから、筋シナジーはシュート動作を習得するあるいはより精度を高めるうえで、目に見える形でパフォーマンスを評価できるものと推測される。 上記より、筋シナジーを評価することは、トレーニングをより効率的に進め、パフォーマンスを向上させるうえで有益な情報となりうることが示唆された。
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