研究課題/領域番号 |
19K20097
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
森村 和浩 就実大学, 教育学部, 准教授 (30369037)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 有酸素能力 / アロメトリー / 有酸素能力推定 / 業間時間 / ジョギング / ランニング / 子供 / 短時間 / 有酸素能 / 成績 / 学校 / 生活習慣 / 不得意科目 / 発育発達 / 有酸素能y録 / 認知機能 / 運動有能感 |
研究開始時の研究の概要 |
運動は,有酸素能の向上をもたらし,生活習慣病予防や体力・学習成績の向上など身心へ好ましい効果をもたらす可能性が高い.近年では,子どもをより良く育むための対策として,子どもたちが多くの時間を過ごす学校における積極的な「運動のススメ」が求められるようになってきた.しかし,学校における業間等を活用した体力向上のための取組等のその多くは,それぞれの教諭や学校の工夫に委ねられるのみに留まり,科学的な根拠に基づき行われていない現状にある.本研究では,短時間軽運動プログラムの効用を包括的に検証することで,学校現場で生活習慣化でき,かつ,子どもの健やかな成長を支える実践的短時間軽運動プログラムの開発を目指す.
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研究実績の概要 |
「子どもの体力の低下が問題視されており,その向上は国の教育施策の柱の一つに位置づけられている.習慣的かつ積極的な運動・身体活動は,有酸素能の向上をもたらし肥満をはじめとする生活習慣病の予防だけでなく,健康な心や認知機能の向上など身心の発達にポジティブな影響を与える可能性が明らかにされつつあり,実用的な運動プログラムの開発が求められている.本研究では「成長期における短時間有酸素性運動が子供の有酸素能力の発達に寄与し,認知機能の向上に寄与する」との仮説に基づき,子どもの健やかな成長を支える実践的な短時間運動プログラムの検証と開発を目指した. 1)子供の短時間ジョギングによる有酸素能力の発達と影響を明らかにするため6年間にわたって日常的に短時間の持久的運動を行う児童を対象に相対的な成長(アロメトリー)の観点から検討した。その結果、学校で長期日常的な短時間ジョギングが子供の有酸素能の発達を促進している可能性を示唆し、有酸素能力の相対的発達は全国体力運動能力に報告される1日60分以上運動やスポーツを行う子供と同水準でることを明らかにした。また,有酸素能力の身長に対する相対的発達は低学年期から中学年期(身長130㎝付近)までに高まっている可能性を見出した。 2)子供を対象とする有酸素能力簡易評価法について主観的運動強度を用いた1分間走3回と自己ペース2000m走を行い検討した。その結果、1分間の走速度と2000m走速度は有意に1分間走の走速度が高かく、両者には正の相関関係が認められた.ブランドアルトマン解析による一致制の評価では比例誤差が認められ1分間走が早い子供ほど誤差小さいことが明らかとなった。以上、主観的運動強度を用いた1分間走は,子供の有酸素能や個々の適度な走速度を推定可能であると示唆された。
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