研究課題/領域番号 |
19K20100
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 聖和短期大学 |
研究代表者 |
坂口 将太 聖和短期大学, その他部局等, 准教授 (10747231)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 発育発達 / 伸張―短縮サイクル運動 / 運動介入 / 疾走能力 / 調整力 / 伸張-短縮サイクル運動 |
研究開始時の研究の概要 |
幼児期の体力・運動能力は、その後の運動発達や健康増進の基礎になるため、積極的に高めていく必要がある。本研究では、基礎的な運動能力である跳躍能力、疾走能力および調整力を効果的に発達させるための方策として、幼児期のリバウンド型ジャンプの発達過程およびその特性に基づく運動プログラムを開発する。その過程では、PDCAサイクルを利用することで各年齢・発達段階に合わせたより効果的な運動内容への改良を検討していく。そして、科学的なエビデンスとPDCAサイクルによって得られた実践知に基づく、より効果的な幼児の体力・運動能力の発達を促す新しいジャンプ運動プログラムを開発する。
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研究成果の概要 |
本研究は,基礎的な運動能力である跳躍能力、疾走能力および調整力を効果的に発達させるための方策として、幼児期のリバウンド型ジャンプの発達過程およびその特性に基づく運動プログラムを開発することが目的であった。その中で,PDCAサイクルを利用して,より効果的なプログラム内容になるよう改良を行い,その効果を検討した.その結果,リバウンド型ジャンプに類似した跳躍運動を主とした運動プログラムによって,幼児の調整力を向上させられる可能性が示された.併せて,運動プログラムを実施する際には、PDCAサイクルを利用してプログラム内容を都度改良していくことでより効果的なプログラムになることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,保育・幼児教育の現場において幼児の運動能力を高める上で役立つ知見と言える.連続的な跳躍運動を主体とした運動プログラムを実施することにより,跳躍能力そのものだけでなく,それを遂行していく上で求められる,次の跳躍に向けて跳ぶ姿勢を維持るする能力(平衡性),運動を素早く遂行する能力(敏捷性),次の運動にスムーズに移行する能力(巧緻性)も併せて高められる可能性が示された.そのため,保育・幼児教育の現場において,幼児の発育発達状況や運動できる空間の広さに合わせて身体活動を展開していく際の方策の一つとして活用できると考えられる.
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