研究課題/領域番号 |
19K20122
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | PSC / PBC / Haskap / Fruit extract / animal model / Low dose / Medium dose / High dose / 原発性胆汁性胆管炎 / 原発性硬化性胆管炎 / ハスカップ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、ハスカップ果実抽出物の原発性胆汁性胆管炎(PBC)および原発性硬化性胆管炎(PSC)モデルマウスに対する効果を明らかにし、その分子的機序を解明する。 PBCおよびPSCは、成人における最も一般的な慢性胆汁うっ滞性疾患である。現在のところPBCの薬物治療には限界があり、またPSCの薬物治療は確立されていない。ハスカップの果実は抗炎症や抗酸化物質を含み、いくつかの肝疾患に対する有効性が示されているが、PBCやPSCに対する効果は分かっていない。 本研究によりハスカップ果実抽出物のPBCやPSC動物モデルに対する有効性が明らかになれば、新しい治療薬の開発に結びつきうると考えられる。
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研究成果の概要 |
ハスカップ果実抽出物の原発性胆汁性胆管炎モデルマウスに対する効果を調べる研究では、中用量および高用量のハスカップ果実抽出物の投与により、肝細胞障害や胆汁うっ滞の血清学的マーカー、および胆管炎や線維化の組織病理学所見が改善する傾向が見られた。肝組織におけるT細胞浸潤は、中用量ハスカップ投与により有意に抑制された。 ハスカップ果実抽出物の原発性硬化性胆管炎モデルマウスに対する効果を調べる研究では、血清ALT値は低用量のハスカップ果実抽出物の投与により、ALP値は高用量ハスカップ果実抽出物の投与により有意に改善した。総ビリルビン値は、高用量投与群が低用量投与群よりも有意に低値であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
The Haskap fruit extract improves PBC and PSC in model mice through reducing inflammation, bile duct damage, or fibrosis. Thus, Based on above findings we believe that this our preliminary achievement will lead to the development of new therapeutic agents for PBC and PSC.
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