• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高カカオチョコレート摂取による認知機能および循環機能の改善効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K20133
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関西九州大学

研究代表者

山口 裕嗣  西九州大学, 健康福祉学部, 講師 (00826513)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードカカオポリフェノール / 認知機能 / 動脈硬化度 / 軽度認知障害 / 認知症
研究開始時の研究の概要

本研究は,認知症の症状を改善する方策として,高カカオチョコレートの継続的な摂取の有効性について検証する。中でも,認知症の予備軍とされる軽度認知障害(mild cognitive impairment, MCI)や,脳卒中などを発症原因とする脳血管性認知症の改善に有効であるかについて明らかにする計画である。併せて,血管内皮機能の改善効果についても検証し,両者の改善における関連について検討する。

本研究では,安価で入手可能な市販の高カカオチョコレートの健康機能性を検証することから,認知症の二次予防方策のひとつとして,おやつ感覚で手軽に取り入れやすい食品の摂取を提案できる可能性がある。

研究成果の概要

本研究では,認知症の予備軍とされる軽度認知障害(mild cognitive impairment, MCI)を有する高齢者を対象に,認知機能および循環機能を改善する方策として,カカオポリフェノールを高濃度含有するチョコレートの継続的な摂取の有効性について検証した。ランダム化比較試験の結果,認知機能テストおよび動脈硬化度の変化は負の相関を示す傾向が認められた。本研究の結果から,認知機能および血管内皮機能は相関をもって改善する可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究より,高カカオチョコレートの継続的な摂取が軽度認知障害(MCI)を改善する方策となり得ることが示唆された。運動実施や食生活改善が困難な認知症患者に対し,継続的なチョコレート摂取を日常生活に取り入れるという比較的簡便な方法を,治療の選択肢の1つとして提案できる可能性が示された。今後,認知症患者数がさらに増加していくことを考慮すると,認知機能の改善に有効な食品の選択肢を提示できたことは社会的な意義が大きいと考える。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi